庶民を熱狂させた江戸最大の娯楽・歌舞伎!! 千両役者の最高年収額1億1千万円!!! 歌舞伎の興行は年6回、最も入場者の多い顔見世興行の1日の平均収入は300万円、年間収入は8億円にもなった!! 年収114万円の下級武士・飛田家の次男、蔵之丞は剣術道場の門下生・満園に誘われて、初めての歌舞伎見物に向かう。 そこで満園に紹介されたのは、贔屓の役者という梅助。下級役者の中通りである梅助は、薄給ゆえに生活が苦しく……。 華やかな江戸歌舞伎の舞台裏に迫る! ◎年間1億円を稼ぐ千両役者は江戸後期に7人いた! ◎下級役者・中通りの頭の年収は55万~60万円! ◎歌舞伎興行の年間利益はおよそ1億円だった! ◎一番高額な席料は約2万3千円、格安席は千円前後!
武士の身分は1500万円で買えた!!? 武士の価値とは如何ほどなのか!!? 貧乏侍の実態に迫った大江戸リアル時代劇、堂々完結!! 下級武士・飛田蔵之丞の母たよは労咳を患い、衰弱しきっていた。高額の診察費を払い医者を呼び寄せるが回復の兆しは見えず…… 最後の望みとして朝鮮人参を薦められるが、値は百両もするという。果たして蔵之丞は剣の道で大金を稼ぐことが出来るのか!? 貧困にあえいだ下級武士! その驚きの懐事情は…! ◎お金に困った武士は魂ともいえる刀・脇差を質屋に入れていた! ◎庶民でも250万円払えば帯刀を許される藩があった! ◎万能薬と言われた朝鮮人参の最高値は3千150万円! ◎滝沢馬琴は孫のため650万円で武士株を買った!
・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ 漫画ゴラクで連載中も楽しみに読んでいたがまとめて読むとかなりわかりやすいな。監修の永井義男って松本次郎の『いちげき』の原作者と一緒なのかな? ・特に好きなところは? 相撲編に「ごっつあんです」の後藤丸が登場するあたり ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! 江戸時代後期の文化やものの値段などはわかりやすく描いてあり尚且つ面白い。もっと続いてもいい良いのではと思ったね