ところは京都、烏寺(からすでら)。昔喋るカラスがいたというこの寺に、これまたずいぶん長生きのカラスが一羽おりました。食に焦がれてこのカラス、とうとう人の世界まで降りてきてしまったのです。「はらへりあらたの京都めし」の著者、魚田南がおおくりする、新シリーズ第1巻! 京都めしに恋焦がれて、人間になった年齢不詳・京都在住のカラスが食べ歩く美味20軒! お品書きは全16話。うなぎのお茶漬け、親子丼、カレー、ナポリタン、サンドイッチに、さくら餅! まだあるお品は本編で。カラスにハトに、ちょい枯れ坊主まで、イケメンたちが食べ尽くすリアル京都めしを、どうぞご一緒に召し上がれ。巻末には、カラスたちの足跡がたどれる、「いとし京都めしざっくりMAP」を収録! そして電子版限定! あのキャラの書き下ろしイラストも!!
ところは京都、烏寺。誰が言ったか伝えたか、喋るカラスがいたという不思議な話の残るこの寺に、これまたずいぶん長生きのカラスが一羽おりました。好奇心旺盛、あまりに長く生きているこのカラス――。食への興味は烏以上、暇も知識も持て余しておりました。そしてついには人間へ興味を持つようになったのです。いつしかあだ名は「変わり者」。人の世界まで降りてきてしまったのでした。烏寺に住む今井家に居候しつつバイトをこなし、人間界のうまいもんをいただく日々のカラス。そんな時、今井家団欒でうっかりご法度のお酒をいただいてしまい、正体バレのピンチ…! 今回もハイテンションに京都めし17軒! 巻末には、カラスたちの足跡がたどれる、「いとし京都めし2も~っと!ざっくりMAP」を収録。
とても贅沢な漫画です。 味のある妖たちと人間のふれあいは読み応えがあり、それだけでもおもしろいのに、その上に、実在する(していた)京都の食べ物屋さんが紹介されているので、その気になれば巡ることが出来るなんて…!よだれが…。 私はあまり食にこだわりがないタイプだけど、こんなにも幸せそうに愉しんで食べる彼らを目にすると…もう行くしかないなと。 マップに登録したので少しずつ味わいたいです。 キャラ全員好きですが、特にたかひこさんとたぬきの絡みが描かれた49話、50話、56話はたまらんかったです。