あらすじ

彩子は航との関係を清算し、デザインの勉強をするためパリに旅立った。有名デザイナーのマダム・ブービエのもとで働く彩子は、メゾンの繊細な仕事や一流の顧客の精神を、余すことなく吸収していく。マダム・ブービエの作品に感動し、いつか自分もこんな服を作りたいと夢見る彩子だったが、その才能を見込まれ、映画の衣装デザインを任されることに。与えられたチャンスに張り切る彩子だが…!?
緋の階段 1巻

デザイナー志望の彩子は、母一人子一人の家庭で育った。家庭を捨てて出て行った父と、それをなじる母の間で板ばさみの彩子は、愛情不信で自立心旺盛に成長する。彩子は、伝統ある昭和モード学院で才能を開花させ、卒業後はデザイン業界での就職を決意していた。そんな彼女に想いを寄せる航は、苦労知らずのお坊ちゃん育ち。航は彩子に結婚を申し出るが…!?

緋の階段 2巻

航と彩子は婚約したが、資産家である航の両親は、二人の結婚を好ましく思っていない。航は結婚を先送りにし、二人は同棲生活をはじめた。しかし、航の両親の援助を受けた、分不相応の贅沢な生活に彩子の不満は溜まっていく。自力で生活費を捻出しようと、彩子はファッションメーカーのデザイン室で働きはじめるが、彩子は服作りを通してデザイナーという自分の夢を思い出す。

緋の階段 3巻

彩子は航との関係を清算し、デザインの勉強をするためパリに旅立った。有名デザイナーのマダム・ブービエのもとで働く彩子は、メゾンの繊細な仕事や一流の顧客の精神を、余すことなく吸収していく。マダム・ブービエの作品に感動し、いつか自分もこんな服を作りたいと夢見る彩子だったが、その才能を見込まれ、映画の衣装デザインを任されることに。与えられたチャンスに張り切る彩子だが…!?

緋の階段 4巻

パリでの仕事が順調な彩子は、東京で自分のブランドを立ち上げることになる。AYAKOブランドは大成功し、彩子はすっかり有名デザイナーの仲間入りを果たした。以前は愛し合った航も、今では切磋琢磨し合える良きライバル。仕事は順調な彩子だが、恋人であるAYAKO専属モデルのクリスとの私生活には不安が付きまとい…。富と名声を得た彩子の恋の行方は…!?