あらすじ不信任案可決で通産大臣を罷免された池田の前に大蔵官僚・下村治が現れた。下村の口から語られる経済理論と日本経済の未来予測に衝撃を受けた池田は総理大臣になることを決意する! 佐藤の兄である“昭和の妖怪”岸信介が政界に復帰。そして吉田派と鳩山派の政局は、三木武吉の悪魔的策略により鳩山派が優勢に。占領から独立までを駆け抜けた吉田政権がついに終焉の時を迎える!
1947年あたりから1954年12月ぐらいまでの池田勇人の活躍を脚色ありでわかりやすく書いている。 登場人物の大部分を詳しく知らなくても楽しめるのは、さすが大和田秀樹という感じだ。 松野鶴平の塀を乗り越えるエピソードは同じ時代の政治漫画「劇画 小説吉田学校」で知っていたから、面白かった。 鳩山一郎/石橋湛山/岸信介の次に総理大臣になるまで、なってからも面白そうなのに、終わってしまったのが残念だ。特に佐藤栄作との部分をどう書くのかと気になってた。 続いていたら全17巻ぐらいかな。