あらすじ1950年。池田は“中小企業発言”により不信任案を提出された。政治生命の危機に思い出したのは、若き日の壮絶な闘病生活とそれをともにした女性のことだった。「時は来た。今こそGHQ(ゴーホームクイックリー)だ」吉田の密命を帯び、池田は渡米。アメリカ本国と直接講和の下交渉に臨む!
1947年あたりから1954年12月ぐらいまでの池田勇人の活躍を脚色ありでわかりやすく書いている。 登場人物の大部分を詳しく知らなくても楽しめるのは、さすが大和田秀樹という感じだ。 松野鶴平の塀を乗り越えるエピソードは同じ時代の政治漫画「劇画 小説吉田学校」で知っていたから、面白かった。 鳩山一郎/石橋湛山/岸信介の次に総理大臣になるまで、なってからも面白そうなのに、終わってしまったのが残念だ。特に佐藤栄作との部分をどう書くのかと気になってた。 続いていたら全17巻ぐらいかな。