あらすじ

極道劇画の決定版!村上和彦が描く超リアル傑作任侠道シリーズ!映像化作品も多数あり。1971年、「昭和極道史/逆縁の盃」が、「現代やくざ 盃返します」として、菅原文太主演で映画化。翌72年、梅宮辰夫主演で「昭和極道史」が映画化。1994年、Vシネマにも進出し、「首領への道」「第三の極道」シリーズなども映像化される。浦上龍二ひきいる天竜会一門350人と亀田組の半年に及ぶ京橋市街戦も、天王寺の陣馬俊介親分の仲裁により手打ちとなった。この手打式により天龍会は関西極道界にその第一歩を印したのである。警察庁の組織暴力壊滅作戦のさなか、天龍会は次第に頭角を現わしていった。そして昭和44年、この天龍会の前に立ちふさがったのは大阪最大の組織、門脇組であった。組織の存亡を賭けて、風雲児浦上龍二と若き群狼達の最後の決戦の秋(とき)がやってきた!! 他、「血縁東西の盃」収録。
日本極道史~昭和編 1巻

風間英樹の極道としての第一歩は、三の宮の彫師、彫政を訪ねた時から始まった…。時に昭和33年4月、18歳の春、旅に出て1年…。芝居映画に見る「任侠道」には程遠い過酷な現代の任侠の表裏を直視せねばなかった。盃一つに秘められた男たちの侠気を謳う最高傑作。

日本極道史~昭和編 2巻

4年振りに出所した藤堂組若頭・菊池龍次を待っていたものはドス黒い陥穽(かんせい)だった。仁義を捨て、親分(おや)を殺し、敵対組織と手を結ぼうとする樋口。その襲名披露の会場を血に染めて、菊地龍次が奈落の底の殺し場に一輪咲かせた地獄華! 他、「博徒対愚連隊」収録。

日本極道史~昭和編 3巻

安川組の大幹部村木は、組の金看板に泥を塗り、女と駆落ちした矢島を追って四国高松へ。過去の深い傷跡を胸に秘めた極道村木がたどる苦渋に満ちた仁義の果て!

日本極道史~昭和編 4巻

太刀川組若頭・大島源一郎とその実弟、鶴政組若頭補佐・大島文次郎。関西制覇という大きな野望の前にゆれる兄と弟の血のつながり。渡世の掟を守る弟が襲名披露を血に染めるやくざの花道。他、「やくざの憲法『逆縁』」収録。

日本極道史~昭和編 5巻

いつの日にか、この手で大阪を奪(と)る! 渡世の義理を踏み外して、のし上がろうとする天堂組若頭の津上剛次郎。仁義の世界を甘く見た傍若無人の振舞にきびしい渡世掟の廻状がまわる。他、「やくざの憲法 義理」「仁義の舞」収録。

日本極道史~昭和編 6巻

賭場のもつれから反目をきたした岩田組と誠道会の二つの組織。黒い策謀の中で男と男の意地が燃えあがり、互いに抜きさしならぬ血の決着を呼ぶ。他、「皆殺しの仁義」「血縁龍虎の盃」収録。

日本極道史~昭和編 7巻

島田組の賭場(ボン)に警察の手入れが二度あった。密告による手入れと判断した島田組幹部桜井鉄太郎と金沢慎市は、客の一人を調べると案の定、背後には城崎虎男ひきいる白虎会が絡んでいた。白虎会に乗りこむ桜井と金沢。島田組対白虎会……。事件が事件を生み、引くに引かれぬ殺しの全面戦争へと発展して行く。著者会心の傑作長編。

日本極道史~昭和編 8巻

白虎会二代目・越智俊英を舎弟にした桜井鉄太郎は二代目島田組の若頭についた。時はあたかも頂上作戦のさなか、あい次ぐ暴力組織解散の中で、桜井に賭けた越智の非情の闘いが開始された。他、「残侠の終焉」収録。

日本極道史~昭和編 9巻

島田組二代目・佐久間龍造が仆れた。跡目をめぐり、島田組を真っ二つに割って抗争が激化。

日本極道史~昭和編 10巻

島田組三代目・桜井鉄太郎の兄弟分、金沢慎市が出所してきた。歳月はあまりに大きかった…。

日本極道史~昭和編 11巻

極道渡世のしがらみを背負い、桜井と金沢の男の意地と侠気が火花を散らす、仁義の終焉!

日本極道史~昭和編 12巻

昭和渡世の裏の裏、男の意地と大阪ミナミ浅野組の代紋をかけて、縦横十文字の義理を返した逆破門。

日本極道史~昭和編 13巻

出所した鬼頭清次を待ちうけていたのは、日本最大最強の組織を誇る神戸大和田組の会長、島村剛造であった。島村は、かつて単身、自分の命を狙って大和田組の事始め式に乗り込んできた鬼頭の度胸に惚れ込み、ある仕事を依頼したのであった――。その依頼とは? 日本暴力地帯を震撼させるべく、密命を帯びた鬼頭清次がゆく!

日本極道史~昭和編 14巻

極道渡世の大義をかざし、日本暴力列島を殺しの代紋を背負って粛清の旅を続ける鬼頭清次。大和田組系黒田組と宮川組の緊迫の血の抗争の中に乗り込んだ極道の裁き!

日本極道史~昭和編 15巻

岩佐組組長が殺された。現場に残されていた大場組の代紋一つ。そして岩佐組と大場組の抗争を取り持ったのが大和田組の幹部の加根倉。現代任侠を真っ二つに割って“闇の会長代行”鬼頭清次が裁く逆縁の絆。他、「任侠血煙り不動」「地獄の鉄火道」収録。

日本極道史~昭和編 16巻

五代目森田組内松浦組若頭の加納健治は、舎弟の広尾鉄平の義弟で、極道気取りの高津秀夫を殴り殺してしまった。加納は東京へ身柄をかわしたが、この事件が組を割って争う森田組の跡目、六代目抗争に利用されるのあった―。

日本極道史~昭和編 17巻

「入れ札」によって五代目森田組若頭の松浦勇吉を舎弟分に追いやり、改めて森田組の新若頭の座についた砂川辰三郎。砂川は、自分の地位を確固たるものにすべく「商業共済組合」という新たな「守り代」(用心棒代)の策謀をめぐらせる。だが、これは、森田一門以外の他組織との確執になり、シノギをめぐって意地づくの戦争が始まるのであった――。

日本極道史~昭和編 18巻

奸知をもって、ついに六代目森田組の座に納まった砂川辰三郎は、松浦勇吉が死んだあと、組長不在のままの松浦組を牛耳ろうと、松浦組の跡目を広尾鉄平に継がせようとした。松浦組若頭の加納健治が出所してくる前に、加納の立場を無くしておこうとの考えであった。だが、果たして出所した加納の放免祝い席上、事件は起こった――。

日本極道史~昭和編 19巻

出所後、松浦連合会の会長の座についた加納健治に対して、その反抗的な態度に業を煮やした六代目森田組総長の砂川辰三郎は、加納健治暗殺の密命を下した。だが、関東からは意外な人物、元大門組の若頭だった難波剛介が砂川の命を取るべく大阪に乗りこんでいた。互いに刺客を放つ凄絶な死闘の幕が切っておとされる――。

日本極道史~昭和編 20巻

六代目森田組総長、砂川辰三郎の意をうけた舎弟頭の堂本勝頼は、加納健治の命(たま)を奪(と)るべく動き出した。しかし、この動きに対して堂本組若頭の石毛典全(のりまさ)は反対であった。松浦連合と堂本組の全面戦争を恐れたのだ。奪(と)るか奪(と)られるか!? 虚々実々のかけひき、激しく移行する状況。果たして加納健治の総長襲名は成るのか!?

日本極道史~昭和編 21巻

極道劇画の決定版! 村上和彦が描く超リアル傑作任侠道シリーズ! 映像化作品も多数あり。1971年、「昭和極道史/逆縁の盃」が、「現代やくざ 盃返します」として、菅原文太主演で映画化。翌72年、梅宮辰夫主演で「昭和極道史」が映画化。1994年、Vシネマにも進出し、「首領への道」「第三の極道」シリーズなども映像化される。欲と権力にまみれる極道界の中に、一輪の任侠の花が咲く…。任侠たちの殺意の原点に迫る極道傑作短編集。表題作「仁義の墓標」他、「残侠いのち札」「鉄火の仇華」「残侠の群れ」「地獄の金看板」4編収録。

日本極道史~昭和編 22巻

極道劇画の決定版! 村上和彦が描く超リアル傑作任侠道シリーズ! 映像化作品も多数あり。1971年、「昭和極道史/逆縁の盃」が、「現代やくざ 盃返します」として、菅原文太主演で映画化。翌72年、梅宮辰夫主演で「昭和極道史」が映画化。1994年、Vシネマにも進出し、「首領への道」「第三の極道」シリーズなども映像化される。昭和38年、春。一人の少年が青雲の志をいだいて、四国西条を後にした。一路大阪へ。ときに浦上龍二、十五の出発(たびだち)であった。龍二の集団就職先は布施市の大倉工業であった。昼は工場で働き、夜は定時制高校に通う龍二は、ある日、街中でヤクザの抗争を目撃する。一人で数人の相手に立ち向かい一歩も後退しない男、死を恐れない姿に血の湧き立つ思いをしたのだった。そして、後年この感動が龍二の生きる方向を大きく決定づけた…。浦上龍二の風雲青春譜!

日本極道史~昭和編 23巻

極道劇画の決定版! 村上和彦が描く超リアル傑作任侠道シリーズ! 映像化作品も多数あり。1971年、「昭和極道史/逆縁の盃」が、「現代やくざ 盃返します」として、菅原文太主演で映画化。翌72年、梅宮辰夫主演で「昭和極道史」が映画化。1994年、Vシネマにも進出し、「首領への道」「第三の極道」シリーズなども映像化される。一度つけたオトシマエをぶちこわした仁王会に乗り込んだ天龍会会長・浦上龍二と幹部達。彼らは手にした改造銃をつきつけ、仁王会会長・仁王信三の指をつめさせるとコツゼンと姿を消した。復讐に燃える仁王会の必死の探索もむなしく、仁王会の事務所はイラ立ちが渦巻く。そこへ投げこまれた一本のダイナマイト!? 極道渡世は狼の群れ、人にゃ渡れぬ獣道と割り切る男達のドラマ! 凄絶すぎる迫真の第二部!

日本極道史~昭和編 24巻

極道劇画の決定版!村上和彦が描く超リアル傑作任侠道シリーズ!映像化作品も多数あり。1971年、「昭和極道史/逆縁の盃」が、「現代やくざ 盃返します」として、菅原文太主演で映画化。翌72年、梅宮辰夫主演で「昭和極道史」が映画化。1994年、Vシネマにも進出し、「首領への道」「第三の極道」シリーズなども映像化される。浦上龍二ひきいる天竜会一門350人と亀田組の半年に及ぶ京橋市街戦も、天王寺の陣馬俊介親分の仲裁により手打ちとなった。この手打式により天龍会は関西極道界にその第一歩を印したのである。警察庁の組織暴力壊滅作戦のさなか、天龍会は次第に頭角を現わしていった。そして昭和44年、この天龍会の前に立ちふさがったのは大阪最大の組織、門脇組であった。組織の存亡を賭けて、風雲児浦上龍二と若き群狼達の最後の決戦の秋(とき)がやってきた!! 他、「血縁東西の盃」収録。

日本極道史~昭和編 25巻

至誠会山内組の若頭・藤原は、関西連友会による縄張り荒らしをつきとめたが…。他「関東旅仁義」収録。

日本極道史~昭和編 26巻

関西連友会対至誠会、ついに全面戦争突入か!? 他「残侠血染めの仁義」収録。

日本極道史~昭和編 27巻

藤原は大阪へと向かい、再び奥野の捜査を開始するが? 風雲急を告げる迫真の第3部!

日本極道史~昭和編 28巻

関西連友会は手打ちに応じようとするが、藤原は許さなかった。極道たちの水滸伝完結!

日本極道史~昭和編 29巻

舞台は岐阜県大垣市。直参百十余人、傘下団体三百余り、一門総勢六千人の大阪に本部を置く西日本屈指の新興博徒「藤友会」の強引な侵攻に渡世の意地を通す地元・三本松一家の極道(おとこ)・小松鉄二の熾烈な昭和の仁義。表題作「昭和最後の任侠」の他、「残侠の詩」、「無頼三兄弟」「渡世人の挽歌」3編収録。

日本極道史~昭和編 30巻

大阪鳴門組幹部・京極鉄次は、偶然北大阪銀行が不正融資をおこなっていることを耳にする。そこで興信所を使って調べたところどうやら事実だと確信した。北大阪銀行に乗りこんだ京極は、自分に一億の融資をするよう支店長を脅迫した。だが、北大阪銀行の後ろには、西日本最大の組織、侠和会が控えていた…。どうする京極! 他、「落日の仁義」収録。