天堂家令息・天堂雅人に嫁いだ伯爵令嬢・鳳城蘭は偽者だった。生きては出られぬという天堂家を恐れる蘭の身代わりを自ら申し出たという娘は「人を助けて死にたい」と言う───。
名門・天堂家に嫁いだ伯爵令嬢は偽物。そして、死にたがり──。娘は、雅人を守って死ぬことを誓う。 正体を秘して、天堂家での暮らしが始まる。
天堂雅人を守って死ぬと誓う伯爵令嬢・鳳城蘭は身代わりの偽者。偽者の娘は、天堂家で行われる観薔会に備え作法の特訓を行う。謎の双子、血なまぐさい噂話。不穏な空気が俄かに漂い――。
天堂家令息の雅人と身代わりの花嫁・鳳城蘭。その関係にほのかな変化が生まれ始める。二人がいよいよ臨むのは、天堂家の面々が一堂に会する観薔会。狂乱の幕が開く―――。
天堂雅人と袂を分かったらんは、じっちゃんの旧知・宜一郎の許に身を寄せる。雅人への想いを抱きながら村の生活に慣れていくらん。一方、天堂家では立花は雅人にある進言をする。事態は再び動き始めるが――。
賊に囚われ窮地に陥るらん。現れたのは意外な人物だった。天堂雅人はらんを取り戻すため単身、宜一郎の許を訪れる。決断を迫られ揺れるらんは雅人との再会を決意するが――。
道具として尽くす決意をし天堂雅人と再び手を組んだらん。雅人の叔母・操との面会に備えらんは琴の稽古に勤しむ。雅人の冷たい態度に煩悶するまま面会の日を迎えるが――。
天堂家現当主の長女・晶から届いた茶会の招待状。母屋の情報を得るため招待を受けようとするらんに対し、雅人は「行かなくていい」と言う。晶とその双子の弟・周の思惑は。らんに双子の魔手が迫る――。※巻末に帯なし、帯付き2種類のカバーを収録。
晶に招かれた茶会で背後から襲われたらん。目を覚ますと、そこは出口の存在しない部屋だった――。周は自らの企みのためらんを縛める。囚われた少女の運命は。※巻末に帯なし、帯付き2種類のカバーを収録。
熱に倒れた雅人が追憶するのは自らの冷たい過去ーーーー。操に誘われ、舞踏会へ出席する雅人とらん。ふたりの互いへの想いは徐々に高まり…。小冊子には、描き下ろし漫画12P「閑話 らんと催眠術」に加え、作者本人が厳選したイラスト16Pをコメント付きで収録!※別に配信している「天堂家物語」10巻【通常版】と本編が重複しておりますのでご注意ください。
舞踏会でらんを誘うのは妖しく嗤う殺し屋、鴉。月影が暴く天堂家の秘密とはーーー?高まる気持ちはらんと雅人を縛りつけていく…。(このコミックスには「天堂家物語[1話売り] 第四十七~五十一話」を収録しております。)
雅人への想いを胸に鴉との危険な密会を続けるらん。漏れ出す情報から天堂家の悪意が溢れ…。復讐、因縁、野心が渦巻く三十三回忌が幕を上げる――。(このコミックスには「天堂家物語[1話売り] 第五十二話~五十六話」を収録しております。)
「道具らしく」と自らに言い聞かせるらんに復讐に捉われた雅人が選んだのは離別ーーー。告白も朝露と共に消え、失意の中一人過ごすらんだが…!? (このコミックスには「天堂家物語[1話売り] 第五十七話~六十一話」を収録しております。) ※別に、13巻の【描き下ろしマンガ小冊子付き特装版】も配信しております。
恨む者、縋る者、壊す者……。妄執渦巻く天堂家でらんと雅人を待ち受けるのは物語の終わりかそれとも始まりか。新たな舞台の幕が上がる―――。(このコミックスには「天堂家物語[1話売り] 特別編、序章 2、第六十二話~六十五話」を収録しております。)
立花を説得するため天堂家に戻ったらんと雅人――。逃れてきた周も加わり離れでの奇妙な共同生活が始まる。一方、母屋では虚ろな葬式が開かれ…。(このコミックスには「天堂家物語[1話売り] 第六十六話~七十話」を収録しております。)
賛否分かれるキャラやストーリーかなと思います。 設定は斬新だけど、らんが何とも言えず魅力的で私は好きです。 真っ直ぐ過ぎる主人公と、複雑な天堂家、時代背景から話の展開がゆっくりで読みやすいです。 話の進み方で、こんな感じになるのかな?なんて思いながら読んでいると、あれ?あれ?と方向転換が必要になって、 面白い。いろいろ伏線が敷かれているので、まだまだいろいろありそうな予感。 登場人物の心理描写が丁寧で面白く、「浪漫」と「意外性」に期待しながら読んでます。
山で育ての親地二人きりで育った集団での生活をを知らない少女のらん。 名家の令息できれいなお顔立ちプラス塩対応の雅人さま。 人の役に立って死にたいと目つきが変わったりする、死を前提とする話は少女漫画であまりない感じがして新鮮でした。 お家騒動とロマンスとが一進一退してる。二人の関係が変わって、らんの考え方も変わっていくのでしょうか。 お話の展開はドロドロなのだけど、主人公の能天気なところで重すぎない流れになってると思うます。
全く見ず知らずの相手の身代わりになった少女が主人公。博愛かおバカなのかと思えば、一生懸命な死にたがり・・・・・・え?少女漫画の主人公が、なにそれ・・・と、意味不明な設定に面くらう。突飛な行動だらけの主人公に若干引きながらも、クールな結婚相手とは案外上手くハマっていて、ジワジワ引き込まれてしまうお話になっています。いつのまにかこのおかしさがクセになっていること間違いなしです。
賛否分かれるキャラやストーリーかなと思います。 設定は斬新だけど、らんが何とも言えず魅力的で私は好きです。 真っ直ぐ過ぎる主人公と、複雑な天堂家、時代背景から話の展開がゆっくりで読みやすいです。 話の進み方で、こんな感じになるのかな?なんて思いながら読んでいると、あれ?あれ?と方向転換が必要になって、 面白い。いろいろ伏線が敷かれているので、まだまだいろいろありそうな予感。 登場人物の心理描写が丁寧で面白く、「浪漫」と「意外性」に期待しながら読んでます。