あらすじあやちゃんは自分の死に気付かず、毎晩彼の家に電話をかけ続けた。例え死んでしまっても、彼を想う気持ちは普通の女の子とちっとも変わらない。なんだかとても切なくて… こうして生まれたのが『銀のレクイエム』シリーズ。杉山祐子が哀しい女の子の幽霊の話を描けるのも、「幽霊は怖いもの」と言う固定概念を打ち砕いてくれた彼女のおかげ――。作者の知人の実体験を元に描かれた表題作など、哀感漂うオカルト短編シリーズ。