あらすじ大学受験を迎えた麦は、将来の進路を北大と決めていた。かつて母の故郷・北海道へ旅したとき、雪深い土地で働く老獣医と出会ったことからだった。だが、受験日を間違え、はからずも浪人の身となった。予備校の帰りに偶然入った喫茶店で、画家志望の青木一朗と知り合い、彼の仲間たちとも交流を始めた。一方、幸子の積極性に、麦はうとましさを感じていた。そんな時、アトムが結婚した。