あらすじ昔々、どこか遠い異国の物語。憧れのモンタギュー司法卿の警護に就いた、美貌の独身貴族、アダム。老若男女問わず虜にしてきたアダムが本気になったのは、司法卿の甥、ジョエルだった。だが、アダムが何度口説いても、仕事一筋のジョエルには全く相手にしてもらえず…!? 政治や宗教、陰謀を背景に繰り広げられる、彼ら二人のじれったい関係を描いた恋物語。話題の「異国ロマンス」、第二弾!
昔のヨーロッパを思わせる設定。 (だけど作者さん曰く「架空」らしい) どうしようもない放蕩者だったアダムが堅物で真面目なジョエルに一途に本気になった。 途中は王座を巡る血生臭い争いに巻き込まれたり実際に殺人まで起こるけど、全般にアダムのジョエルへの愛が溢れてる。 何度か「最悪の結末になるからやめてー!」ってドキドキする箇所があったりしたけど、どんどん先を読みたくなる作品だった。