あらすじ昔々、どこか遠い異国の物語。無実の罪で囚われたジョエルの身代わりになったアダム。サイモンの昏い野望がロラインを飲み込む時、それぞれの思惑が動き出す。陰謀と政治。恋と罠。動乱の中、二人の運命が交差する。アダムとジョエルの恋物語、ついに終幕。
昔のヨーロッパを思わせる設定。 (だけど作者さん曰く「架空」らしい) どうしようもない放蕩者だったアダムが堅物で真面目なジョエルに一途に本気になった。 途中は王座を巡る血生臭い争いに巻き込まれたり実際に殺人まで起こるけど、全般にアダムのジョエルへの愛が溢れてる。 何度か「最悪の結末になるからやめてー!」ってドキドキする箇所があったりしたけど、どんどん先を読みたくなる作品だった。