あらすじ葉月(はづき)から体を借りた島尾(しまお)は最愛の妻・六花(ろっか)と生身での再会を果たす。しかし六花は中身が亡夫とも知らず、葉月の想いに向き合おうとしていた。歯がゆい心を抱えた島尾の往生際とは───!?低温一途青年×さっぱり未亡人×草食系執着霊による純情三角関係。……に異変アリ!?なめてかかると、あなた、絶対生きて帰れない。体を幽霊に貸し出した葉月は不思議世界にとばされて───!?
亡くなった夫とはじめたお花屋さんをそのまま引き継ぎ、毎日元気に働いている、六花。 その六花に、一目惚れして、多肉植物を四畳半の狭い部屋いっぱいに購入している葉月。 ある日、アルバイト募集の張り紙にこれはチャンスと応募し、ちゃっかり店員になった葉月。 でも、奥手な葉月は、なかなか六花に気持ちを打ち明けられず…。 亡くなった六花の夫の篤は、葉月にしか見えない霊として二人の関係が進みそうになるとあの手この手で邪魔をする。 最後には、葉月の身体を使って六花の元に・・・。 後半は、葉月が絵本の中に入り込んで、かなりファンタジーな感じがします。 二人から真っ直ぐな愛をもらう六花は、とても幸せだけど、亡くなった篤の面影をいつまでも追い求めている。 そんな六花を愛情深く包み込んでくれる年下の葉月は、本当にいい男だし、そんな人に出会えて救われた六花が羨ましいし、幸せになって欲しい。