あらすじアニメ化された大人気作、ついにシリーズ完結! 4つのテーマで綴られるその後の話と、これまでの話。葉月亮介(はづきりょうすけ)、父になるその心づもりとは? “花屋夫婦”となった葉月&六花(ろっか)の新婚半年め。幽霊・島尾(しまお)の“妻への虫除け対策”。病弱青年・島尾篤(あつし)の生前を描く、痛切かつ愛おしい青春譜。さらに描き下ろし、とある視点からのスペシャルショートストーリーも収録。純情で編み上げた夏雪のリース完成。
亡くなった夫とはじめたお花屋さんをそのまま引き継ぎ、毎日元気に働いている、六花。 その六花に、一目惚れして、多肉植物を四畳半の狭い部屋いっぱいに購入している葉月。 ある日、アルバイト募集の張り紙にこれはチャンスと応募し、ちゃっかり店員になった葉月。 でも、奥手な葉月は、なかなか六花に気持ちを打ち明けられず…。 亡くなった六花の夫の篤は、葉月にしか見えない霊として二人の関係が進みそうになるとあの手この手で邪魔をする。 最後には、葉月の身体を使って六花の元に・・・。 後半は、葉月が絵本の中に入り込んで、かなりファンタジーな感じがします。 二人から真っ直ぐな愛をもらう六花は、とても幸せだけど、亡くなった篤の面影をいつまでも追い求めている。 そんな六花を愛情深く包み込んでくれる年下の葉月は、本当にいい男だし、そんな人に出会えて救われた六花が羨ましいし、幸せになって欲しい。