あらすじサキュバス発生地区から帰還し、“生殖実験”という看守の残酷な遊びのため、皇(コウ)の待つ寝台へ向かう姫(ヒメ)。その手には、死んだ母たちからの“遺産”があった。霧江(キリエ)は、再会するかつての恋人たちを目の前に、絶望を深めていく。そして看守と霧江と姫、三人の身体に流れる月小路(ツキコウジ)の血が、その真実の姿を白日の下に晒すとき、滅びゆく世界を救う唯一の手がかりが、眼前に現れる――!