実在の霊能者・寺尾玲子の衝撃的なデビュー作!!全国的に大反響を巻き起こした「魔百合の恐怖報告」第1作目。表題作他、「二人目の訪問者」「消えた黒猫」「過去への手紙」「沈黙の証言」「ほんとにあった裏話」を収録。
実在の霊能者・寺尾玲子の衝撃的なデビュー作!!全国的に大反響を巻き起こした「魔百合の恐怖報告」第1作目。表題作他、「二人目の訪問者」「消えた黒猫」「過去への手紙」「沈黙の証言」「ほんとにあった裏話」を収録。
書店員の三角は、昔から不気味なモノを視てしまう体質で、除霊師の冷川にその才能を見い出され、無理やりコンビを組まされてしまう。冷川はすご腕ではあるが、情緒や生活能力に欠けており、お茶出しや「空気読み」など三角の出番は多い。そんな中、ある殺人事件に遭遇し…。日常に潜む恐ろしくかつ不思議な現象を見つけてはズバリ解決☆凸凹コンビの霊感エンタメ!
東京23区全ての区役所に人知れず存在する“夜間地域交流課”。そこは“オカルト的事象”を解決する、特殊な課だった。そこに配属された社会人一年生の宮古新。新宿御苑で会った天狗に「安倍晴明だ」と言われ!?
神野多々里(かみのたたり)という変わった名前、とっても暗い雰囲気、上手に話ができない性格、そして不気味な笑顔……。そんなたたりちゃんは今日もクラスでいじめられている。でもね、そんなにいじめると……「たたりがあるぞ~」!!少年、少女の残酷な部分を描いたユニークで哀しいホラーの傑作!
みなさんこんにちは。私の名前はぎぼあいこ。小学五年生。自習時間を見つけては、こわい話をして大騒ぎしています。こわい話はもちろん私の体験談です。私のほとんど見えない左目に霊が姿を現し、よく聞こえない右目に霊が語りかけてくる。そんな私の学校で起こった不思議なお話を聞いてもらいたいと思います――。
あなたは霊の存在を信じますか?YESの方もNOの方もウェルカム。低血圧だがハイテンション、「オカルティック・ハラスメント・ギャグ」の名作が例によって“濃い”描きおろし付きで文庫化です。
私が定期的にこの作品を読み始めてもう10年以上経ちますが、この手のオカルトっぽい作品が長く続くというのは、ほんとに珍しいのではないでしょうか。それは、恐怖報告という副題がついているにもかかわらず、怖がらせることに重点を置いていないからなのではと思います。著者である山本まゆりと友人で霊能力者の寺尾玲子が出会った奇妙な現象や、玲子の元に寄せられる心霊相談を受けての話を漫画化した構成。山本まゆりは他雑誌で霊能力者もののオリジナルを執筆していますが、本作では実録ということもあり、エンタメ要素を極力排除して怪異の核心を突くように描いています。で、読後に感じるのは、世の中不思議なことがあるもんだな、ということと、こういうことをするとこんな良くないことが起こるんだ、ということ。怪談落語や昔話にも通じる訓話めいた味わいがいいのですね。もちろん、魔を祓うという部分でのカタルシスもたっぷり。ひょっとしたら漫画にできないような失敗も…、なんて思わせない玲子のスーパーウーマンぷりがカッコいいです。