あらすじ高条家存続のため、徳川家との縁談を受け入れたおしん。江戸へ向かう途中、家康に挨拶をするため立ち寄った駿府で小太郎とおしんは改めてお互いの大切さに気付くのだった。一筋縄ではいかないじゃじゃ馬姫を迎え、新しい生活が賑やかになる一方裏で怪しい動きを見せるのは真田の一派で…!? 風雲急の第3巻!!
剣術道場でボコボコにされては泣いて帰って来るのに、母親に「剣の天才だ」って嘘をついていたような小太郎が、男子が生まれなかった高高条家存続のため後継者として連れ去られてしまった幼馴染おしんのために、上司の侍から怒られたり、家老からイビられるのにもめげずに、立派な侍に成長していく話。 誰がどう見てもヘタレなんだけど、最後の最後にこいつはすごい立派な侍だって言わせるシーンがあってあそこがすごくよかった。 江戸初期の舞台設定も結構しっかりしていて、時期としては徳川幕府ができたばかりの頃だけど、当時の情勢がごたついているところが物語に結構食い込んで来て、そこらへんも面白かった。