江戸時代。幼馴染みの少女がお家存続のため殿様となる“大嘘”を守るため、腰抜けの少年は侍となる… 『マコトの王者』の福井あしびが描く嘘か真か青春時代劇、第1巻!!
裏切り者・神後の手により毒を盛られ、生死の境を彷徨うおしん。自らの落ち度でおしんを危険に晒した事を悔いる小太郎は、おとり作戦で影武者となることを決意する! 敵の目を引き付け、無事おしんを救うことは出来るのか…!? 緊迫の第2巻!!
高条家存続のため、徳川家との縁談を受け入れたおしん。江戸へ向かう途中、家康に挨拶をするため立ち寄った駿府で小太郎とおしんは改めてお互いの大切さに気付くのだった。一筋縄ではいかないじゃじゃ馬姫を迎え、新しい生活が賑やかになる一方裏で怪しい動きを見せるのは真田の一派で…!? 風雲急の第3巻!!
徳川率いる高条。豊臣率いる真田。ついに始まった真冬の大戦。亡き先代の無念を晴らすべく息巻く綱成をなんとか戦から遠ざけようとする小太郎だが、想い裏腹に巻き込まれてゆき――― そして戦場で運命を揺るがす出会いが…!?
小さな嘘からはじまった臆病な少年の物語… 激動の最終巻!! 冬の陣の折、にわかに持ち上がった真田幸村との繋がり。その因縁が明らかになり、自らの宿命に立ち向かう覚悟を決めた小太郎は、大切な人を護るため、最後に一世一代の大嘘をつく―――!!
剣術道場でボコボコにされては泣いて帰って来るのに、母親に「剣の天才だ」って嘘をついていたような小太郎が、男子が生まれなかった高高条家存続のため後継者として連れ去られてしまった幼馴染おしんのために、上司の侍から怒られたり、家老からイビられるのにもめげずに、立派な侍に成長していく話。 誰がどう見てもヘタレなんだけど、最後の最後にこいつはすごい立派な侍だって言わせるシーンがあってあそこがすごくよかった。 江戸初期の舞台設定も結構しっかりしていて、時期としては徳川幕府ができたばかりの頃だけど、当時の情勢がごたついているところが物語に結構食い込んで来て、そこらへんも面白かった。
剣術道場でボコボコにされては泣いて帰って来るのに、母親に「剣の天才だ」って嘘をついていたような小太郎が、男子が生まれなかった高高条家存続のため後継者として連れ去られてしまった幼馴染おしんのために、上司の侍から怒られたり、家老からイビられるのにもめげずに、立派な侍に成長していく話。 誰がどう見てもヘタレなんだけど、最後の最後にこいつはすごい立派な侍だって言わせるシーンがあってあそこがすごくよかった。 江戸初期の舞台設定も結構しっかりしていて、時期としては徳川幕府ができたばかりの頃だけど、当時の情勢がごたついているところが物語に結構食い込んで来て、そこらへんも面白かった。