あらすじ深夜0時から1時間…精神感応(テレパシー)できる見知らぬ他人。殺人者に拉致された私の、唯一の希望を……兇刃が襲う!不可解な現象から、赤の他人である老人・武藤勘二(むとう・かんじ)と思考と心臓を共有するようになった平凡な会社員・久我真咲(くが・まさき)。20年前の娘の失踪の原因を探りたいという悲痛な武藤の願いに手を貸した真咲は、恐るべき殺人者の手に落ちてしまう。武藤を“始末”すべく行動を開始した殺人者を止める術もない真咲の運命は!?
単行本の帯を書いてるのが沙村広明や望月ミネタロウだったので読んでみたら、いや〜!めちゃくちゃおもしろい!これはどんな大物作家でも帯書きたくなるわ!と思いました。 簡単にあらすじを説明すると主人公の女と見ず知らずのおじさんの心臓がなぜかリンクしちゃうんですよ。しかもおじさんは心臓病だからちょっと驚くだけでも発作が起きてしまう。そんな爆弾みたいな心臓を共有しちゃった二人が凶悪殺人鬼と戦うことになります。おじさんの娘を誘拐して殺した男は主人公の会社の同僚でもあったのです。 サスペンスなんですけどアクションでもあるし、スリルも味わいながら会話劇も楽しめる。発作シーンでは本当に心臓がドキドキしてくるのでヤバいです!