あらすじ彼の鼓動は私の鼓動。不可解にも心臓と思考が同調(シンクロ)した、見知らぬ他人の発作のせいで……私の胸は“誘爆”する!平凡な会社員・真咲(まさき)は、夜ごとの幻聴が実在する老人・武藤(むとう)の思考であると知る。同時に2人の心臓は不可解なシンクロを始めるが、危険なことに武藤は心臓病患者であった。真咲とのテレパシーを利用し、娘の失踪原因を掴んだ武藤。が、そのショックは自身の発作を引き起こし、真咲の心臓を“誘爆”させた!!
単行本の帯を書いてるのが沙村広明や望月ミネタロウだったので読んでみたら、いや〜!めちゃくちゃおもしろい!これはどんな大物作家でも帯書きたくなるわ!と思いました。 簡単にあらすじを説明すると主人公の女と見ず知らずのおじさんの心臓がなぜかリンクしちゃうんですよ。しかもおじさんは心臓病だからちょっと驚くだけでも発作が起きてしまう。そんな爆弾みたいな心臓を共有しちゃった二人が凶悪殺人鬼と戦うことになります。おじさんの娘を誘拐して殺した男は主人公の会社の同僚でもあったのです。 サスペンスなんですけどアクションでもあるし、スリルも味わいながら会話劇も楽しめる。発作シーンでは本当に心臓がドキドキしてくるのでヤバいです!