あらすじアウィンの幼少期、屋敷に国の強硬派を招いての食事会で彼が目にしたのは地獄のような光景だった――。父・オルラは大量殺人の罪を着せられて死刑となり、アウィンは病弱な母と共に追われるように都を去った。そして彼は次第に自分から全てを奪った世界に怒りを募らせてゆく…!!
中世後期の西洋っぽい舞台で、悪魔とか天使とか出てきて、人がいっぱい死ぬダークファンタジー。と、ここまではありがち。天使や悪魔のデザイン、そして彼らと契約することで顕現する武器のデザインが、ギルティクラウンとかに出てきそうなめっちゃスタイリッシュな近未来SF風なのがすごくツボでした。この一見ちぐはぐな世界観には理由があって、タイトルの「Garden」や主人公の仕事「庭師」が実は重要なキーワードになっています。 描き込みが緻密で描線が細くてきれいで、この壮大で複雑な作品世界はこの作者にしか描けないものであると確信できます。現在休載中とのことでとても残念ですが、早く続きが読めることを願ってやみません。