あらすじ頼まれた仕事は必ず果たす殺人請負人の旅鴉。「カラス」と呼ばれるこの男は、幻の流儀・霞の小太刀の使い手なのだ。過去の記憶をなくしているカラスは、懐かしさを感じて雪の降る山を登っていた。そして雪に凍える中辿り着いた家で、カラスの過去を知る夫婦に出会う!主人は過去の事を話したがらないのだが、カラスの過去になにがあったのか?そして、過去を知ったカラスは……。
横山光輝のマンガの中でも特に好きな「血笑鴉」を久しぶりに読んでみた。「霞の小太刀」の使い手カラスが仕事の依頼を受け誰かしらを殺すのが繰り返されるが毎回一味違った話で進むのでどの話も面白い。前半はハードな展開が続くが後半一回引退したあたりの描写は随分穏やかな感じがした。このマンガのいいところはカラスが自分の能力を過信せずに周りの状況などを使い依頼の遂行や勝つためには手段を選ばないところだね