あらすじ

その男が里見の里に住みついて数年になる。男は、背は低く少し猫背で、お世辞にもいい男とはいえなかったが、村の子供たちに慕われて、のんびりとした生活を送っていた。だがある日、彼は何者かに狙われていることを感じ取る。この男こそ、殺人剣・霞の小太刀の使い手「血笑鴉」なのだ。散々人を殺めてきた彼は、その仇名の通り血の世界から逃れられはしないのだった…。アウトロー時代アクション完結!
血笑鴉 1巻

武芸者たちの間で伝説化しつつある幻の小太刀。一振りしたと見えて二振り、二振りしたと見えて三振りしているその殺人剣を、霞の小太刀と呼ぶ――。ある男が山形屋の親分殺しを依頼された。男は過去の記憶を失い、名前も自分の流儀もわからない「名無しの旅鴉」。だが、この男こそ、霞の小太刀の使い手だったのだ!金、女、酒…己の欲望のままに世を渡るアウトロー時代アクション!!

血笑鴉 2巻

頼まれた仕事は必ず果たす殺人請負人の旅鴉。「カラス」と呼ばれるこの男は、幻の流儀・霞の小太刀の使い手なのだ。過去の記憶をなくしているカラスは、懐かしさを感じて雪の降る山を登っていた。そして雪に凍える中辿り着いた家で、カラスの過去を知る夫婦に出会う!主人は過去の事を話したがらないのだが、カラスの過去になにがあったのか?そして、過去を知ったカラスは……。

血笑鴉 3巻

殺人剣・霞の小太刀の使い手「カラス」は、依頼を受けた仕事は必ず遂行する闇の殺人請負人。殺戮(さつりく)を楽しみ、欲望のおもむくままに生きる彼だが、義理堅い一面も持ち合わせていた。そんなカラスが請け負った次の依頼は、大蔵屋の弱みに付け込み金を強請っていた貧乏浪人の殺しだった。大蔵屋からゆすった金を私欲に使わない、家族想いの浪人の姿を見たカラスは悩むのだが……。

血笑鴉 4巻

その男が里見の里に住みついて数年になる。男は、背は低く少し猫背で、お世辞にもいい男とはいえなかったが、村の子供たちに慕われて、のんびりとした生活を送っていた。だがある日、彼は何者かに狙われていることを感じ取る。この男こそ、殺人剣・霞の小太刀の使い手「血笑鴉」なのだ。散々人を殺めてきた彼は、その仇名の通り血の世界から逃れられはしないのだった…。アウトロー時代アクション完結!