あらすじその男が里見の里に住みついて数年になる。男は、背は低く少し猫背で、お世辞にもいい男とはいえなかったが、村の子供たちに慕われて、のんびりとした生活を送っていた。だがある日、彼は何者かに狙われていることを感じ取る。この男こそ、殺人剣・霞の小太刀の使い手「血笑鴉」なのだ。散々人を殺めてきた彼は、その仇名の通り血の世界から逃れられはしないのだった…。アウトロー時代アクション完結!
横山光輝のマンガの中でも特に好きな「血笑鴉」を久しぶりに読んでみた。「霞の小太刀」の使い手カラスが仕事の依頼を受け誰かしらを殺すのが繰り返されるが毎回一味違った話で進むのでどの話も面白い。前半はハードな展開が続くが後半一回引退したあたりの描写は随分穏やかな感じがした。このマンガのいいところはカラスが自分の能力を過信せずに周りの状況などを使い依頼の遂行や勝つためには手段を選ばないところだね