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「誰かを好きになる」――人はいつの間にその罠に墜ちるのか。人生のパートナーを国が決める世界。それは希望であり、絶望であった。どこにでもいる古墳好きの少年・根島由佳吏は、そのちっぽけな胸に、燃えるような恋心を秘めていた。恋が許されない世界で、16歳の夜、少年は、禁じられた冒険へはしり出す!!
16歳の夜、小学校の頃から好きだった高崎(たかさき)さんに告白し、両想であることを知った根島由佳吏(ねじま・ゆかり)。しかし、政府の指名によって結婚相手が通知させる「ゆかり制度」によって、真田莉々奈(さなだ・りりな)を婚約者として決められてしまう。高崎さんへの想いを莉々奈に知られてしまうが、意外にも彼女からは、その恋を応援するという言葉が…。戸惑いながらも少年は、禁断の恋へと身を投じてゆく――。
真田莉々奈(さなだ・りりな)はときめいた。政府が指名したパートナーには他に好きな女の子がいた。国家の意思に背き、自分以外の女の子に恋をしてしまっている。まるでロマンス。自分もこの二人の恋を応援しよう。どうせ自分には恋なんて。そう思っていたはずなのに、しだいに根島由佳吏(ねじま・ゆかり)に惹かれていってしまう心。そんなとき、莉々奈のもとに政府からの招集通知が届く。「パートナーと共に講習会に参加せよ」 はたして、それは――。
世界は恋に満ちていた。愛するべき相手を政府が決めてくれる。人々はその安らぎを謳歌していた。ただひとり、どこにでもいるちっぽけな少年・根島由佳吏(ねじま・ゆかり)はしかし、ずっと好きだった女の子・高崎(たかさき)さんへの想いを胸に、政府通知を拒否しようとしていた。「誰かを好きになる」って何なんだろうか。ネジ、高崎さん、莉々奈(りりな)、仁坂(にさか)、すべての想いが交差する文化祭、「ロミオとジュリエット」の幕がいま上がる!
人は、恋に落ちる。政府が決めてくれた愛すべき相手を愛することが普通の世界にあっても、想うことは止められない。その証拠に、根島由佳吏と高崎美咲はお互いを自然に好きになってしまった。そこへ運命の相手を問う謎の少女、五十嵐柊が現れる。自分で好きになった相手と政府が決めた相手。人生で一度だけの運命の恋があるならば、その相手はどちらなのか。恋は苦しく美しい。恋は本当の自分を映し出す。恋が、世界を変える。
何かに踏み出すことは何かを捨てること。運命の恋に憧れる真田莉々奈はある選択を決意する。決断が照らし出すもの、決断が隠してしまうもの。そのどちらもが尊くて、輝かしい。選択は残酷だ。振り回されることはわかっているのに、苦しむことはわかっているのに、どうしてなのか、人は人を好きになる。
真田莉々奈の選択。根島由佳吏の決意。仁坂悠介の秘密。そして、高崎美咲の意思。もしも政府通知がなかったなら出会った男女はごくありふれた恋人として青春を謳歌していたのかもしれない。だが、交錯する想いは絡まり、縺れ、いつの間にか後戻りできなくなっていた。由佳吏が彼氏として臨んだ初めてのデートで、美咲はある「嘘」をつく──。
【描き下ろしイラスト1枚に加え、ムサヲ先生自身が厳選した超美麗カラーイラスト8枚を収録した特装版!!】仁坂悠介の秘密。そして、高崎美咲の意思。もしも政府通知がなかったなら出会った男女はごくありふれた恋人として青春を謳歌していたのかもしれない。だが、交錯する想いは絡まり、縺れ、いつの間にか後戻りできなくなっていた。由佳吏が彼氏として臨んだ初めてのデートで、美咲はある「嘘」をつく──。
──クリスマス。恋する者たちがそれぞれの恋を確認するこの季節に物語は加速する。恋ってなんなんだ。人を好きになるってなんなんだ。恋を知り、恋を信じ、恋に支えられながらも、恋に振り回されて傷つく少年少女たち。この気持ちが確かなものであると信じていた心が挫かれた時、ある秘密が打ち明けられる──。恋が交錯する怒濤の1年が終わり、誰にとっても忘れられない、かけがえのない新しい1年が始まる。
「嘘」は許されない。「恋」はもっと許されない。すこし未来。日本では16歳になると、政府から結婚相手が指名される世の中になっていた。根島由佳吏15歳は、日本の片隅に住む、うだつの上がらない少年。成績もスポーツも中の下。だがしかし、その胸に燃えるような恋心を秘めていた! 恋が許されない世界で、誰かを好きになってしまった少年の運命は‥‥!? 近過ぎて、届くことのない想い。せめて側にいるだけでも。そんな日々の終わりは唐突にやって来る。──嘘も、恋も、もう限界だ。 密かな想いが弾けた末、少年は殻にこもり、記憶に潜る。 初めての恋。根島由佳吏との出会い。仁坂悠介の過去が今、明らかになる。