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強くなりたい一心で新撰組に入隊する少年・市村鉄之助（いちむら・てつのすけ）を主人公として展開していく新撰組アナザーストーリー。新撰組に入隊志願する小柄な鉄之助は、ガキ扱いされて門前払いされてしまう。そんな時、子豚を散歩する黒髪の青年と知り合った鉄之助は、彼の口利きで入隊を賭けて沖田総司（おきた・そうじ）と手合わせすることになるのだが……!?
山崎蒸（やまざき・すすむ）に対抗心を燃やす市村鉄之助（いちむら・てつのすけ）は、山崎の密偵先で浪人に絡まれた少女・沙夜（さや）を助けるために騒ぎを起こしてしまう。その騒ぎをおさめた沖田総司（おきた・そうじ）が一人の浪人を斬殺したと知った鉄之助は、沖田から新撰組の隊規を教えられ、鬼になる覚悟を決めろと諭される。そして、思い悩む鉄之助の前に、お礼にやってきた沙夜が現れて……!?
兄・辰之助（たつのすけ）とともに食材を買いに出た市村鉄之助（いちむら・てつのすけ）は、興味に駆られて刀屋へ立ち寄る。そこで、少年・北村鈴（きたむら・すず）と一本の脇差しを巡って喧嘩を始めた鉄之助は、侍から手討ちされそうになるが、辰之助の機転でピンチを切り抜ける。その後、沙夜（さや）を思い出して切ない気持ちになる鉄之助は、山南（やまなみ）に島原の遊郭へ連れて行かれて……!?
姉のように慕っていた歩（あゆみ）から、弟の蒸（すすむ）を頼むという遺言を託された市村鉄之助（いちむら・てつのすけ）。その後、惨殺された歩の遺体と対面した蒸は、酒を飲んで自暴自棄になるが、鉄之助の友情で立ち直る。その後、蒸の手引きで桝屋を襲撃した新撰組は、古高（ふるたか）を捕まえるが、吉田稔麿（よしだ・としまろ）を取り逃がす。そして、蒸の様子を見に来た鉄之助は、北村鈴（きたむら・すず）と再会して……!?
吉田稔麿（よしだ・としまろ）のいる池田屋を襲撃していく沖田総司（おきた・そうじ）をはじめとする新撰組。稔麿を救いたい一心で駆けつけた北村鈴（きたむら・すず）は、稔麿の命令で長州藩邸へと向かう。そして、稔麿と死闘を繰り広げていた沖田が窮地に陥り、稔麿への恐怖に怯える市村鉄之助（いちむら・てつのすけ）が、ついに刀を取って……!?幕末新撰組異聞、ついに完結！
