「梁山泊は私が潰す。この命に代えても――必ず」。中国、北宋末期。乱れた世に立ち上がった百八人の豪傑・梁山泊に単身挑む黒蛇矛の男と、悲願に燃えるひとりの少女。アンチテーゼ水滸伝、始動!!
打倒・梁山泊――その悲願に燃える少女・翠華と、強靱な黒蛇矛を操る猛・趙飛虎。ふたりの旅路の始まりを描く邂逅編。そして、降臨するもうひとりの「月の蛇」…。
動き始めた梁山泊。翠華の元へ迫る刃を切って落とした従者・青慈。翠華の宿願が、今明かされる――。そして、現れた梁山泊幹部・武松…。
追い求めてきた“もう一本の蛇”その主は──梁山泊最強の武人・林冲!!“二本の蛇”が絡める二人の宿命とは…!?そして一方、“月の蛇”を狙う第三の男が…飛虎の身に迫る───
手負いの虎、闇夜を駆ける!“アイツ”を守るために…!敵の拠点に唯独り囚われた翠華。九紋竜史進との戦いで満身創痍の飛虎は間に合うか…!?
林冲との2度目の闘いに挑む飛虎…!だが、この闘いは、2つの矛の、決定的な因縁を露見させる!そして物語は、宋国全体を揺るがせて、大きな戦へと突入していき…!?
梁山泊と官軍…大戦の足音が聞こえてくる中、飛虎は気付く…「月の蛇」の真の力に!そして、誰よりも大事な翠華を守るため、林冲との最終決戦へ…!!