あらすじライディーンに乗り、復活した妖魔と戦う決意をした囀晶(さえずりあきら)。そこに、30年振りに帰還した超電磁ロボチーム(コン・バトラーV、ボルテスV、ダイモス)も合流した。ムーの遺跡に描かれていた壁画から、ムー大陸の浮上が世界の滅亡に繋がると知った一同は、それぞれの想いと地球の命運を背負い、ムー大陸へ突入する――!!
あら懐かしや。ゴッドバードといえば「勇者ライディーン」ですね。それをリメイクしたのがこの作品だそう。ライディーン35周年企画で、同様のロボットアニメ「コン・バトラーV」「ボルテスV」「ダイモス」と世界観をクロスオーバーさせた、人気ゲームみたいな内容になっています。妖魔との闘いから35年。平和になった世界に再び化石獣が! 中学生の囀晶(さえずりあきら)はかつてのライディーンの操縦者・ひびき洸の声に導かれ、復活したライディーンに乗りこむ…。というのが導入部。しかし、よくよく昔を思い出すと、元ネタになっているこれらのアニメって、現在でもウケそうな、子供向けとは思えない設定が盛りだくさんなんですよね。敵の幹部は揃ってイケメン。指先に顔がある人間の手の形をした戦艦ガンテやドローメのデザインも独創的。そしてムー帝国をモチーフにした伝奇的なストーリー(ライディーン)。これらが本作でうまく取り入れられていて、往年のアニメが幅広い層に向け良い形でよみがえった感じ。作者あとがきに共感するところもあり、懐古趣味ではない部分でも今後が楽しみです。