あらすじ

あるところに、孤児達が助け合いながら暮らしている里があった。里の長である住職は、孤児のひとりである青年・空(うつほ)の嘘つきな性格をなんとか改めようとしていた。しかし当の本人は「バカ正直に生きるなんてブザマだ」と聞く耳を持たない。そんなある日、里に強盗団が現れて…!?
いつわりびと◆空◆ 1巻
あるところに、孤児達が助け合いながら暮らしている里があった。里の長である住職は、孤児のひとりである青年・空(うつほ)の嘘つきな性格をなんとか改めようとしていた。しかし当の本人は「バカ正直に生きるなんてブザマだ」と聞く耳を持たない。そんなある日、里に強盗団が現れて…!?
いつわりびと◆空◆ 2巻
空の活躍でついに祈祷師が倒され、町に平和が帰ってきた。洗脳により祈祷師を信じ切っていた町の領主も、自分のために自らの腹を切った薬馬に心をうたれて手術を受け入れ、無事に成功したのだった。そして、空、薬馬、ぽちは成り行き上、一緒に旅路を行くことになるが…?
いつわりびと◆空◆ 3巻
不死の宝を求め島に上陸した空たちは、島の偽り人と関わるうちに、ぽちを誘拐されてしまう。ぽちをさらった張本人で、自分の手下をも見捨てる極悪非道な性格の頭は「殺し合え、仲間すら信じられずに」と言い残し姿をくらます。空たちは後を追うが、その道中なんと薬馬が二人に増えてしまう。当然どちらかが偽物なのだが、姿形は全く同じ。果たして空は仲間を見分けられるのか…?
いつわりびと◆空◆(4)
立ち寄った町で、“奇跡の力”により何万人もの人を救ったという老人・導天と出会った空たち。だが空は、窓の外に見える岩山を消したり、また現したりする“奇跡”を見せられても、カラクリだと断言する。これを聞いた教団の信者たちは怒り出すが、空は自分も岩山を消してみせるとカラクリの謎を解き明かし始め…。
いつわりびと◆空◆(5)
旅の途中で一行が立ち寄った、火薬の町・夏邑。その町で空は、里時代の昔なじみ・天下と再会を果たす。今は花火職人として活躍する天下と喜ばしい再会も、夏邑では、町の職人が次々と殺されるという怪事件が起きていた。そんな中、空たちが招かれた天下の家にも怪しい影が忍び寄り…!?火薬の町で繰り広げられる嘘の応報!真犯人は、いったい誰だ!?さらに、「夏邑編」の後には、一行の旅の一大転機となる「ここのつ編」に突入!大注目の第5巻!!
いつわりびと◆空◆(6)
「ここのつ」の宝の情報を求めて、辿り着いた人形の里で、宝の力を目の当たりにした一行。宝の片鱗を手に入れたという里の領主は、人智を超えた存在となっていた…!人形の里での出来事を通じ、ますます「ここのつ」の宝に興味を持った空は、次なる宝が眠るという地を目指す。そこで一行は、「宝の番人」であるという控なる男と出会い…!?
いつわりびと◆空◆(7)
「ここのつ」の宝を求めて辿り着いたのは、外部との接触を断った孤島…そこは、領主を影で操っていると思われる黒羽と名乗る偽り人に牛耳られた島だった。宝の情報を領主から得ようと考えた空は、強固な守りの砦への侵入を考える。協力者を得て、何とか砦への侵入に成功した空一行だが、そこで黒幕・黒羽と対峙することとなり…!?偽り人vs.偽り人!驚愕の戦いが始まる…!!
いつわりびと◆空◆(8)
「ここのつ」の宝を求めて旅をする空ら一行が辿り着いたのは、陸地から閉ざされた孤島。その島は、空たちと同じく宝を狙う偽り人・黒羽の一派によって牛耳られていた。宝を手に入れるのは空か、黒羽か!?それとも…!?
いつわりびと◆空◆(9)
「ここのつ」の宝を巡る旅の中で、空たち一行が出会ったのは、同じく宝を狙っている偽り人の黒羽一派。互いに宝を手に入れようと動く中で、宝・瑪瑙の盃は黒羽一派の烏頭目の手に!激化する「ここのつ」争奪戦の中で、次の宝を手に入れるのは…!?
いつわりびと◆空◆(10)
「ここのつ」の宝を巡る旅の中で、一行が辿り着いたのは、舎舎迦なる国。数十年前は荒れた国であったという舎舎迦を当時治めていたのは、「鬼姫」と呼ばれ恐れられた齢八つの姫だという。街へと入り、情報収集を始めた一行が目にした、その「鬼姫」似顔絵は、閨にそっくりで…!?
いつわりびと◆空◆(11)
新たな「ここのつ」の宝の手掛かりを求め、都を訪れた空一行。その都では、病に苦しむ御門の命を狙う廻天党が暗躍していた。御所に存在するという「ここのつ」の宝をほうびにもらうことを条件に、御門の警備隊に加わることを決めた空たちは、廻天党に加わっていた宿敵・入谷と再びの対峙!!さらに、宝を狙う黒羽一行までもが都に到着。三者がそれぞれの思惑で動く中、先手を打つのは!?
いつわりびと◆空◆(12)
激闘の末に、御門の命を狙う廻天党の企てを見事に打ち破った空一行。約束通り待望の「ここのつ」の宝は無事に手に入るのか!?そして、新たに蝶左たちを仲間に加え、新たな宝を求めて次なる旅へと旅立つ!!しかし、次の宝を求めて訪れた里はどこかが変で…!?
いつわりびと◆空◆(13)
「ここのつ」の宝を求めて訪れた怪しい里の正体はなんと「狸の里」!!ぽちの許嫁であるという里の護り手・九十九が登場し、空の立場危うし!?そんな折り、かつて狸の里を壊滅に追い込んだという謎の三人組が再び現れて…!?
いつわりびと◆空◆(14)
「ここのつ」の宝を求めて辿り着いた「狸の里」。そんな里を脅かす竜尾一行の正体は、かつて里を壊滅に陥れたという偽り人だった!!ぽちの故郷を護るため、九十九と供に竜尾との闘いを決意した空たちだが、蝶左と控に不穏な策略が忍びより…!?
いつわりびと◆空◆(15)
「狸の里」を脅かす偽り人・竜尾たちとの闘い!!自らを偽り竜尾たちの仲間となった蝶左たちによって明らかになる、裏切りの狸、猯とリリーの心中は!?そして、竜尾の真の目的は…!?様々な謎が次第に明らかになる中、狸の里を巡る闘いはいよいよ佳境へ!!
いつわりびと◆空◆(16)
狸の里の平和を取り戻した空たちは九十九を新たに仲間に加えて次なる旅へ…!!御所からの情報を元に辿り着いたのは「尾張の地」!!到着後すぐに聞こえて来たのは、国の争いを収めたとある英雄の噂…町で偶然、その英雄に出くわした空たちは…!?
いつわりびと◆空◆(17)
「尾張の地」にて出会った国の英雄・穂獏銀は、なんと偽り人にして、空の両親を殺した張本人だった!!町の往来で、我を忘れて銀に襲いかかった空は、敢え無く返り打ちにあってしまう…その後、怪我から目覚めた空は、仲間達を捨て、新たな仲間を探すと言い出すが…!?
いつわりびと◆空◆(18)
空と英雄・穂獏銀の偽り合戦!!敗北し、塔から墜落していく空を危機一髪救ったのは、見捨てたはずの薬馬達…!!強大なる銀と金の力を前に為す術もなかった空達だったが、力を合わせてなんとか窮地を脱することに成功する…再び結束し、再戦を誓う空達に、銀の刺客が忍び寄り…!?
いつわりびと◆空◆(19)
尾張の国を蝕む“英雄”にして、空の仇である偽り人、穂獏銀との戦い!!強襲する銀の強力な刺客をなんとか退けた空達は、国の外れの古塔にて再び銀との決戦に挑む!!しかし、数人の優秀な部下達に加え、城の精兵二百名を用意した銀の手勢に、空危うし…!?
いつわりびと◆空◆(20)
尾張の国を支配する“英雄”、偽り人・穂獏銀の手勢との死闘を繰り広げる空と仲間たち!!薬馬らは、自ら成長を遂げ、銀の手下を次々と撃破していく…!!そんな中、同郷の男・蝸牛と対峙する烏頭目に異変が…!!そして、一度は破れた銀との決戦に再び挑む空の運命は…!?
いつわりびと◆空◆(21)
因縁の強敵・穂獏銀たちとの死闘を終えた空たち。休息も束の間、「ここのつ」の宝を巡る物語が大きなうねりと共に動き出す。神の宝を手に入れるため向かうのは、神の玉座・霊峰富士!空たちを待ち受ける運命は…!?そして、徐々に明らかになる昔話の真実とは…!!?
いつわりびと◆空◆(22)
“ここのつ”の宝を手に入れるため、霊峰・富士へと向かった空たちはそこで神と呼ばれし「厄災の偽り人」鵺と出会う。そこで徐々に明らかにされていく、“ここのつ”の昔話に隠されていた、鵺とある一人の少女・まなとを巡る悲しい真実…鵺の目的はいったい…!?そして空たちの運命は…!!?
いつわりびと◆空◆(23)
「ここのつ」にまつわる真実が明らかとなり、ついに空たちは“厄災の偽り人”であり“神”と称される鵺と対峙することに…!激化の一途をたどる神との戦闘に次々と捕えられていく仲間達…空は自身の目的を遂げることができるのか!?ついに最終章完結!「偽り」と「真実」が展開を加速させる!
アカゴヒガン

アカゴヒガン

生まれたのは、厄災。子供好きで、患者からの信頼も厚い女医・立木梅。愛する夫との子を望み、待ち望んだ結果が判明する夜、それは起こった。病院に転がる無数の死体。次々と襲いかかる異形の化物。その正体は、赤子!? 守られるべきか弱き命が、命を奪う。地獄と化した病院から梅は脱出できるのか。戦慄のベイビー・パニック・ホラー、開幕!!
満天の星と青い空

満天の星と青い空

西森博之原作小説を完全コミカライズ! 接近する巨大隕石―― 人類滅亡が不可避な状況にもかかわらず、高校生の中澤真吾はなんの感情も持てず、その心臓は少しもドキドキしなかった。幸い隕石は大気圏突入直後に謎の爆発を起こし、人類の滅亡は辛くも回避される。だが周囲が歓喜する中、ひとり中澤は無感動な自分に幻滅していた。予定通り修学旅行へ旅立つ中澤とクラスメイトたち。ところがその日、東京でスカイツリーが崩壊するという大事件が発生して…? 原作小説は「今日から俺は!!」の西森博之氏! 作画は「何もないけど空は青い」で西森氏とタッグを組んだ飯沼ゆうき氏! 傑作サバイバル青春ノベル、コミカライズが登場!!
何もないけど空は青い

何もないけど空は青い

隕石の影響で“鉄”を失い普通に暮らすことが許されなくなった世界。東京から200km離れた地方都市に住む男子高生、河守仁吉(かわかみ じんきち)が真っ先に浮かべてしまうのは同級生・七ノ宮華羅(しちのみや から)のコトだった。その華羅も仁吉のことを…!? 誰もが絶望し悲観する中、人生の目的を強く持つ2人の生き様は? ネーム原作に『今日から俺は!!』の西森博之、作画に『いつわりびと◆空◆』の飯沼ゆうきが参加! 強力タッグが紡ぐ新たなる青春の足跡! 第1巻は特別に価格据え置きの32ページ増にて発売!
新世のリブラ

新世のリブラ

明治日本によく似た国・八国。維新により新しい世が始まり、民の平等が説かれたが、逆に格差は広がる現実があった。その社会で最下層に属する青年・鈴(せず)の里を、国政を担う侯族の一員・間宮薫が訪れた時、二人の運命とこの国の未来が大きく動き始める―― 黒い権力には黒い武器を。新しい世には新しい秤を。衝撃の維新ピカレスクロマン、開幕!