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杉村良平は２人の子どもを連れ、生まれ故郷の秋田の日暮村にUターンする。妻との離婚を機に帰郷して農業を営むためである。良平は幼なじみの高山政信の助けを借りながら農業に挑戦する一方子供達にふるさとのぬくもりを教える。最初は東京との生活環境の違いに戸惑う太平とミズナだったが村の生活にだんだんとけ込んでゆく…
太平と正勝君が捕え損ねたツチノコの噂がたちまち広がった。ツチノコ研究者の沓沢先生も駆けつけ村を巻き込んでのツチノコ捕獲作戦が始まった。そんな騒ぎの中、良平の昔の部下の若宮さんまで村にやって来て色々と噂話が立つようになってもう大変！村人総出で臨んだツチノコ捕獲作戦の行方は!?
ミズナが風邪で寝込んでしまった。太平は妹のために山彦を取りに吹雪の中を突き進むが強い吹雪の中で息が詰まり気を失ってしまう。視界を遮る凄まじい吹雪の中、村人達は太平を捜しに行くが…
長い冬を耐え忍んできたふるさとにも春が来た！遅い春が訪れ、花は競い合うように一時に咲きそろう。初めての農業で戸惑ってばかりだった良平は村人達の助けを借りて田植えを始める。
村での生活もそろそろ慣れてきた太平とミズナ。父親と一緒に日暮村に来てから一年が経とうとしていた。毎日が驚きと新しい発見の日々！そんなある日二人は学校帰りに神社で見つけたフクロウのはぐれビナを飼うことになった。
太平とミズナはフクロウのはぐれビナに「ゴロスケ」と名づけ可愛がる。だが、いずれは自然へ帰さなくてはならない。やがて成鳥の風格が備わったゴロスケを山へ帰す日がやって来たが…
