あらすじ賞金目当てで世界最優秀高校生大会に出場した塩田鉄人(しおだ・てつひと)らメガネチームは、人間離れした活躍で決勝進出を決める。その夜、泊まったホテルで「女子浴場のぞき大作戦」を企む塩田達は、良子(りょうこ)と白柳(しろやなぎ)を女子浴場へ行かせるため、奈良重雄(なら・しげお)が彼女達の部屋の風呂をある方法で使用不能にするのだが……!?
ジャンプ+にもないのにKindle Unlimitedで全部読める!となって懐かしさで読んだが、今の感覚からするとかなり厳しいと言わざるを得ない。 連載当時を思い出してみると自分は小学生で、近所の少し年上の友達に『行け!稲中卓球部』を読ませてもらっていたのでそれのパクリだと思っていた。それは小学生ゆえの知識のなさからくるものなのだけど、意外とその感覚は長く引き継がれてしまうものだ。 鈴木智恵子や奈良の母親いじりみたいのは当時もレベル低いと思っていたけど、ああいう毒舌・下ネタ・内輪ネタ、つまりは「ぶっちゃけ」が笑いになる時代だった。今だと事前に摘み取られるか、先鋭化して一部の集団にのみ支持されるようなものになるのだろう。そういう意味で貴重な記録だし、読みながら何が変わって、何が変わらないのかを確認することができる。