あらすじ

「これからいろんな人と出会って いろんな経験をして 梓のやりたいこと見つけていけばいいじゃん」学力考査の順位発表が行われる放課後、すずめは順位が張り出された掲示板を見に向かう。しかし、掲示板の前は多くの生徒が押しかけていて、背が低いすずめは中々確認することができない。すると梓が、代わりにすずめの順位を探して教えてくれる。そんな彼は、学年4位!女装をして学校に通うための条件が「学年順位10位以内」のため、勉強を頑張っているのだという梓。どのような理由でも、そこまで勉強を頑張るなんてすごいと褒めるすずめに、彼は意外な答えを返して――?
彼と彼女の攻略法(単話版1)

「これから よろしく 八津原すずめサン」少女マンガみたいな恋に憧れる高校一年生、八津原すずめ。素敵な恋をしたい!と意気込む中、隣の席になったのは美人すぎる「女装男子」!?どこから見ても綺麗な女の子にしか見えない水谷梓に驚き、混乱するすずめ。すずめの様子を見て、梓は面白そうにからかってくる。幸せいっぱいな恋がしたいだけなのに、どうしてこうなるの!?そんな彼女とは裏腹に、梓は「恋愛に関わりたくない」と考えているようでーー?

彼と彼女の攻略法(単話版2)

「恋は『する』ものじゃなくて 『落ちる』ものなんだよ!」入学して数日、隣の席の「美人すぎる」女装男子梓に振り回されながらも、何だかんだ友達として仲良くなったすずめ。だが、梓と一緒に過ごすのは平気なのに、どうもクラスメイトの他の男子と上手くコミュニケーションが取れない。もしかして、「私…男の子が苦手なのかも…」しれない?素敵な恋をするためには致命的な、自分の「弱点」に気づかされたすずめ。恋するために、わざわざ男女共学の高校に入ったのにどうしよう!?悩みを親友に打ち明けると、「梓と恋をすればいい」とアドバイスされてーー!?

彼と彼女の攻略法(単話版3)

「私の弁当を分けてあげよう はい あーん」待ちに待った昼休みの時間!自信作のお手製から揚げが入ったお弁当を携えて、すずめは今日も屋上でぼっち飯。本当は親友・星と一緒に食べたいが、星と彼氏・瑛太の邪魔をしたくなくて遠慮しているのだ。けれど、やっぱり少し寂しくて…。そんな中、目の前にすずめを追いかけてきた梓が現れて、一緒にお昼ご飯を食べることに。梓が懐から取り出したのは、ゼリー飲料。まさか、梓の昼食ってそれだけなの――?

彼と彼女の攻略法(単話版4)

「普通 ただのクラスメイトにここまでしないでしょ」「私は 梓のことクラスメイトじゃなくて――」自信作のから揚げを口にした梓から「まあまあ」という味の評価をつけられ、ショックを隠せないすずめ。料理の腕には自信があったのに!リベンジを誓うすずめは、翌日梓のために作ったお弁当を持って彼を昼食に誘う。わざわざ自分の分までお弁当を作ってきてくれたことに驚く梓。ここまでしてくれることに疑問を投げかける彼にすずめは――!?

彼と彼女の攻略法(単話版5)

「梓って やっぱりきれいなんだね」高校に入って初めての定期テストが終わった日の放課後、クラス有志での打ち上げに誘われたすずめ。しかし、やはり「男の子が苦手」という気持ちから誘いを断ってしまう。不器用すぎる自分に落ち込みながら、すずめは家への帰り路に。すると、偶然他校の男子生徒に告白される梓の姿を目撃する。「知らない人から好意を向けられるなんて 見た目や雰囲気が魅力的ってこと」と素直に賞賛の気持ちを伝えるすずめに、梓は複雑な胸の内を明かして――。

彼と彼女の攻略法(単話版6)

「当たり前みたいに ずっとそこにあるって思っちゃうから」放課後、梓が気になっていたという学校の近くに新しくオープンしたカフェに、彼の手を引いて向かったすずめ。しかし、お店はオープン初日で大行列。普段カフェに行かないため、行列ができることを想像できずに連れてきたことを謝るすずめに、梓は代わりにファミレスへ行こうと誘う。ファミレスで各々注文済ませた後、普段カフェに行かないすずめが、なぜ自分をあの店に連れて行こうとしたのか、その真意を尋ねる梓。すずめの答えは――。

彼と彼女の攻略法(単話版7)

「これからいろんな人と出会って いろんな経験をして 梓のやりたいこと見つけていけばいいじゃん」学力考査の順位発表が行われる放課後、すずめは順位が張り出された掲示板を見に向かう。しかし、掲示板の前は多くの生徒が押しかけていて、背が低いすずめは中々確認することができない。すると梓が、代わりにすずめの順位を探して教えてくれる。そんな彼は、学年4位!女装をして学校に通うための条件が「学年順位10位以内」のため、勉強を頑張っているのだという梓。どのような理由でも、そこまで勉強を頑張るなんてすごいと褒めるすずめに、彼は意外な答えを返して――?