デーモンの勇者・アモンとの融合に成功した不動明は、最愛の女性・牧村美樹を守りながら、日々デーモン(悪魔)と闘っていた。しかし、ある日を境に、かつて人間を殺し、喰らった記憶があることを知る。「真っ黒な“闇”がいつも俺を見つめている」――――。アモンの体を乗っ取ったつもりでいるが、実はそうではないのかもしれない、そんな疑念が、明を苛(さいな)ましていた。自らの意志で戦っているのか、それとも明に潜むアモンがそうさせているのか?デーモンとの戦闘を通じ、己に迷う明の前に、国防省悪魔問題研究所所長・雷沼耕造の秘書を務めるカドネが現れた。