「父親殺し」の罪状により、関東少年刑務所に収監されていた少年・流全次郎。手錠姿のまま通うことになった私立の名門・青雲学園は、絶大な権力を持つ神龍剛次により支配されていた……。少年刑務所の盟友・五家宝連の5人と共に、流の凄絶な戦いが始まった!!
神竜組四天王のひとりである大田原を倒した流は、全生徒に神竜組に対抗できる軍隊をつくろうと訴える。それに対する神竜組は、太極拳の達人・チョウを呼び、流を抹殺しようとした。
神竜はフットボールの試合に罠をかけ、流たちを校内から追い出した。体勢を立て直した流たちは学園に攻め込むが、神竜組の姿はなく、ひとりの怪しい少女が現れる。
流は神竜の卑劣な罠にかかり、とらわれの身となってしまう。流の仲間・五家宝連は少年刑務所OB連と共に、流を救出するため、神竜組を襲撃する。
流は第二青雲学園を設立し、神竜をおそれる生徒たちに活を入れようとする。怒り狂った神竜は、処分屋と呼ばれる男たちを学園に差し向ける。
神竜は悪の切り札・朽木を神竜組副官として迎え、流孤立化作戦を命ずる。朽木は流と五家宝連の仲を引き離すため、卑劣な手段を用いる。
流たちの団結がくずれることをおそれた伊庭は、五家宝連から身を引くことを決意し、ひとり立ち去る。絶望のどん底におちいった流が少年刑務所に帰ると、そこにはさらに卑劣な神竜の手が……。
神竜の野望のため、流は五家宝連と離され、ひとり北海道の軍艦島刑務所に送られる。そこは凶悪犯ばかりを収容する恐ろしい場所だった。
神竜が突然軍艦島に来ることになる。一方、五家宝連と大田原は流を救出するため、北海番長連合と共に大船団を組み、軍艦島に向かう。
激しい戦闘のまっただなか、流と神竜は軍艦島最下階で再び対決する。しかし、その時捕らえられていた所長が現われ、ポパイを刺し殺してしまう。
東京に舞い戻った神竜は、ついに全関東の高校制圧に乗り出す。一方、五家宝連と大田原は、神竜とその配下に宣戦を布告し、無差別攻撃を開始する。
より巨大な権力と富を手に入れようとする神竜は、涼子と正式な婚約を行う。その披露宴に、今は盲目となってしまった流と伊庭が出現する。
目の前で次々と隊員を倒された影の軍隊隊長・李大広は、流に試武を申し込む。一撃必殺の技を持つ両者の対決。しかし、なぜか李は流に対し、技を教え込もうとする。
閉門の身となり、伊豆の山荘に閉じ込められていた神竜。しかし、再び社会の表舞台に立つため、脱出をはかろうと留守居役・伝場に飛びかかる。
流たちは、今は亡き師・南条の遺言に従って、南条の最後の同士・竹野をたずねる。瀕死の床にある竹野は、息子の了に流たちに協力するように命じるが……。
流の目は奇跡的に視力を回復する。そして、伊庭と大杉の帰国の知らせを受けた流たちは羽田に向かう。しかし、すでにそこには影の総理の配下の手がのびていた。
影の総理の正体をあばくため、流たちは神竜の隠れ家を急襲。しかし、壮絶な戦いのさなか、影の総理の特別公安機動隊の包囲網にかかってしまう。
動物使い・長浜の奇策で脱出に成功した流は、関東少年刑務所に戻り、その全勢力を結集させ最後の戦いを決意する。しかし、神竜もまた新たな組織を作り上げていて……。
男の夢と理想をかけた流と神竜の総力戦は、ついに最終段階に突入する。流は番長連合の堀田らの同士を関東少年刑務所に迎える。そして、務所内に手を加えて堅固な要塞をつくり、篭城策をとる。
怒りに燃える神竜は、流の母のニセモノを仕立て上げ、流たちの結束を乱そうとする。その策にのってしまった五家宝連の大杉は、ひとりで敵地に乗り込んでしまった。
友の死を悲しむ間もなく、流は反撃を決意する。そして、少年刑務所内部にはりめぐらしたワナを利用し、神竜をおびき出す。今また対決する流と神竜……。
流たちは地下にはりめぐらされた抜け道を用い、神竜邸包囲作戦を開始する。しかし、若き戦士たちは次々と敵の狙撃の前に倒れ、堀田にも数発の凶弾が……。
やっとの思いで脱出に成功した流たちは、再び神竜邸を目指す。そして、神竜もまた影の総理を暴露すべき、ただひとりで敵地・神竜邸に乗り込む。
流と神竜の戦いは最終段階に突入する。ふたりはおのおのが持つ資料を自分のものとし、影の総理を倒すための決め手にしようと決意する。
青雲学園を舞台に、お互いの命と資料をかけ、壮絶な戦いを展開する流と神竜。そして、流の必殺技が神竜のわき腹に……。流の凄絶な戦い、ついに終結!!
※ネタバレを含むクチコミです。
とにかくカッコいい。 とにかくキャラクター1人1人のカッコ良さに震える。そのカッコ良さも理論的だったり、バックボーンのカッコ良さというよりも『瞬間』のカッコ良さ。『一瞬の閃光のように~』というのはまさにこの作品のキャラクターたちが証明している。 熱血男系マンガが好きな方には是非オススメの作品。
※ネタバレを含むクチコミです。