あらすじ

吉祥寺対渋谷の闘いは、ついに太尊対鬼塚の壮絶な闘いへとなだれ込んだ!この抗争の中で、鬼塚の支配力に翳りが見える一方、勝負の行方は依然不透明なまま。鬼塚の容赦ない攻撃に、最後の力を振り絞る太尊!お互い、一歩も譲らない死闘を制したのは太尊か、鬼塚か!?
ろくでなしBLUES(1)

帝拳高校にとんでもない奴がやってきた!泣く子も黙る超弩級のノーテンキ喧嘩ヤロウ、その名も前田太尊!!入学早々、反目しあう応援団とボクシング部の抗争に巻き込まれてしまった太尊、勝嗣、米示の3人。停学中のボクシング部主将の畑中が戻り、事態は混迷を極める!

ろくでなしBLUES(2)

オリンピックを目指すボクシング部主将・畑中を陰ながら応援する太尊。そんな畑中の将来を左右する大切な試合当日、太尊は、過去に畑中との因縁を持つ平仲と真っ向から対立!だが、試合が終わるまで手は出せない。耐える太尊のもとに駆けつけた畑中に、試合時間が迫る!

ろくでなしBLUES(3)

すでに学内では一目置かれる存在となった太尊。千秋に憧れ、一方的に激しいライバル心を抱く自称帝拳の番格・中田小兵二の姑息なツッコミを軽くいなす一方で、太尊は、新たなる強敵“米商の島袋”を迎え撃つ!恋に喧嘩にスポーツに、太尊の学園ライフは熱きバトル展開中!!

ろくでなしBLUES(4)

プロボクサーを目指しながらも最初の一歩を踏み出せない太尊の前に、ワケありの転校生・原田成吉が現れた!プロボクサーとして注目されながらも網膜剥離でライセンスを剥奪された成吉は、心閉ざし自暴自棄に。その頑な心を開かせようと、太尊が放った渾身の一撃とは!?

ろくでなしBLUES(5)

太尊に“父危篤”の報が届いた!世界最強とも思える父がまさか!?不穏な空気を感じつつ太尊は、兄の富士雄に偵察をまかせ修学旅行へ出発。だが奇しくも、向かった先は実家のある関西方面。千秋の説得もあり、立ち寄ることを決意するが、そこで太尊を待ち受けていたのは!?

ろくでなしBLUES(6)

トラブル続きながらも修学旅行を楽しむ太尊達。しかし、極東高校を仕切る男・辰吉の怒りを買い、追っ手に狙われるハメに!一方、弟・用高の反発で実家の跡継ぎ問題も急浮上。事態は収拾つかない方向へ向かうと思われた矢先、用高が辰吉の手に落ちた!太尊のとるべき策は!?

ろくでなしBLUES(7)

プロボクサーへの再起をかけ、アメリカで網膜剥離の手術に挑んだ成吉!手術は成功し帰国するが、今度は日本のルールが夢の前に立ちふさがる。復帰を断念、意気消沈した成吉の姿を目にした太尊は、手荒な檄で一喝!!一方、千秋は成吉の告白に動揺、太尊の真意を探るが!?

ろくでなしBLUES(8)

ついに成吉のプロ再起戦が決定!応援にやってきた帝拳高校の面々は、1RKOで見事対戦相手を破った成吉に熱狂!そんな中、プロボクサー志望の太尊だけは、複雑な焦燥感に襲われていた。思わず、スポットライトに包まれたリングに駆け上がり、叫びを上げた太尊だが!?

ろくでなしBLUES(9)

渋谷を仕切る楽翠学園の鬼塚は、冷酷無情な支配で仲間達にさえ恐れられていた。ある日、配下の小太郎は、鬼塚の怒りを買って窮地に立たされるが、偶然居合わせた太尊に救われ吉祥寺へ逃げ込むことに。それを知った鬼塚は、一団を従え、ついに吉祥寺へと乗り込んできた!

ろくでなしBLUES(10)

吉祥寺対渋谷の闘いは、ついに太尊対鬼塚の壮絶な闘いへとなだれ込んだ!この抗争の中で、鬼塚の支配力に翳りが見える一方、勝負の行方は依然不透明なまま。鬼塚の容赦ない攻撃に、最後の力を振り絞る太尊!お互い、一歩も譲らない死闘を制したのは太尊か、鬼塚か!?

ろくでなしBLUES(11)

新入生同士の対立が表面化する中、一匹狼的存在の海老原は、太尊つぶしを目論んでいた。だが無視を決め込む太尊に業を煮やした海老原は、太尊を「殿」と崇めるヒロトにケガを負わせる。その理不尽さが、太尊の本気に火を付けた!ついに太尊対海老原、タイマンの勝負へ…!?

ろくでなしBLUES(12)

太尊に並ぶ四天王の一人・浅草の薬師寺から吉祥寺に宣戦布告が伝えられた。同じ頃、千秋は中学の同級生・薬師寺の告白を断っていた…。だが、ホームで薬師寺を見送る千秋の前に太尊が!?事情を察した薬師寺は、その場で千秋を連れ去る。逆上した太尊は二人を追って浅草へ!?

ろくでなしBLUES(13)

横浜帝拳高校との親善試合間近、9人の停学処分を受けて試合放棄に追い込まれた帝拳ボクシング部!部長の大橋は、見下した態度の横浜側に激昂し、意地をかけて試合開催を申し入れる。だが肝心のメンバー集めは難航。頼みの綱の太尊にも拒否され、窮地に立たされるが…!!

ろくでなしBLUES(14)

スパーリングで横浜の渡嘉敷に完敗した太尊は、プロの成吉から秘策を伝授され、本格的な練習を開始。独自に考え出した危険な秘密特訓で、打倒渡嘉敷に燃えていた。そして迎えた試合当日、帝拳は予定外の難問続出に加え、横浜のアンフェアなやり口に、大苦戦を強いられる事に!

ろくでなしBLUES(15)

対抗試合の勝敗は、太尊対渡嘉敷の最終戦へともつれ込んだ。太尊の秘策を封じ込めるため、サウスポーに切り替えた渡嘉敷に対し、太尊は足を使って翻弄!やがて最終ラウンド、形勢不利となった渡嘉敷は、自らのしがらみを払拭するように、最後の正拳を太尊めがけて放つ!!

ろくでなしBLUES(16)

渋谷の鬼塚が、池袋・正道館高の葛西にやられた!!その知らせが太尊にもたらされた頃、浅草の薬師寺もまた葛西の襲撃により瀕死の重傷を負わされていた。四天王制覇を目論む葛西に憤り、池袋へ単身乗り込んだ太尊。だが、その破壊的な強さは、太尊をも凌駕していた…!!

ろくでなしBLUES(17)

池袋の葛西に完膚無きまでに叩きのめされ、立ち直れない太尊。一方の葛西は四天王の頂点に上り詰めたものの、暴走は止まらず仲間達からも孤立。やがて親友にまでその牙を向けてしまう。そんな葛西へ再び挑戦する決意を固めた太尊。闘いの場を吉祥寺に移し、葛西を迎え撃つ!

ろくでなしBLUES(18)

一度は敗れた池袋・正道館の葛西に、再びタイマンの勝負を挑む太尊!!葛西の暴走を駆り立てていたのは、仲間の信頼を失う事への恐怖だった。それゆえに強くあり続けた孤独な支配者。だが、それを上回る太尊の気迫が、ついに葛西を捉えた!一進一退、壮絶な闘いを制したのは!?

ろくでなしBLUES(19)

ついに日本タイトルを獲得した高校生ボクサー原田成吉。だが世界を目指す成吉は、チャンピオンの座を返上し渡米を決意。そんな成吉から、千秋とのケジメを迫られた太尊。千秋との関係、そして成吉との勝負に決着をつけるべく、太尊は最大のライバル相手に、リングへ上がる!!

ろくでなしBLUES(20)

父の入院騒ぎで、久々に大阪へ帰った太尊は、ひ弱だった弟・用高の見違える成長ぶりに驚かされる。だが、大阪を仕切る極東高校の支配が、辰吉から川島に変わると同時に、用高の身辺に異変が!?不意を突かれ川島の一撃を喰らった用高。なんとか弟の仇をとりたい太尊だが…!?

ろくでなしBLUES(21)

力による支配を成し遂げた極東高校の川島。その目的は密かに計画した亡き兄の復讐にあった。だがその筋立てが一部に発覚し、極東の統制に亀裂が!?それを機に、川島は憎しみの矛先を太尊に向けた。成り行き上、四天王も加わり、太尊達は川島率いる極東150人を迎え撃つ!!

ろくでなしBLUES(22)

かつてない大乱闘へ発展した東京対大阪の闘い!力による支配を信じて邁進してきた川島は、信頼の上に築き上げた結束力の強さを見せつける太尊に、激しい憎しみと怒りを爆発させる。だが、太尊との死闘の最中、予想外の事態が発生!?そしてまた新たなる伝説が生まれる!!

ろくでなしBLUES(23)

数々の伝説的な闘いを経て、太尊は帝拳の顔となった。だが、太尊を「殿」と崇めるヒロトは、ある日突然、猛烈な嫉妬に襲われる。後輩達の手前もあり自立の道を探るが、ことごとく失敗。周囲からの信頼も欠いて万策尽きたヒロトは、ついに太尊とタイマンの勝負を決意するが…!?

ろくでなしBLUES(24)

卒業式間近、太尊は、ある決意を胸にプロテストに挑んでいた。その頃、駅のホームでヒロトは他校の3人組から暴行を受け、重体に…!一方、千秋も会場で同じ3人組に絡まれるが、白井なる人物に救われた。だが、それが原因で負傷してしまった白井こそ太尊の対戦相手と知り…!?

ろくでなしBLUES(25)

ライセンス剥奪の危険を省みずヒロトの敵討ちに横浜へ来た太尊。だが、一連の事態は、陰の黒幕・白井が仕組んだ筋書きと知り、愕然とする。一方、太尊を追って横浜へ来た千秋も、白井から衝撃の真実を聞く。伸びる白井の毒手、祈り続ける千秋、そして太尊は…!感動の完結編!!