あらすじ

地を這う竜となり、サージェント邸へ辿り着いたチセとエリアス。学院生達と協力してフィロメラの元へ向かうが “遺言”と混ざりあった彼女に言葉は届かず・・・・・・。彼女を救う為、チセは蝕まれたその身の内側へ入り込んでい く事になるが、その先にあったのは――。 何度だって手を伸ばすよ。もう一度、私(ルビ:あなた)になる為に。
魔法使いの嫁(1)

少女を金で買ったのは、ヒト為らざる魔法使い――……。羽鳥チセ15歳。身寄りもなく、生きる希望も術も持たぬ彼女を金で買ったのは、ヒト為らざる魔法使いだった……。新進気鋭の作家が描く、英国を舞台にした異類婚姻幻想譚が堂々、開演!

魔法使いの嫁(2)

加速する、少女の物語――…。教会から依頼された『3つの仕事』を片付ける中で、少女は愛の所在とその意味を識っていく――…。

魔法使いの嫁(3)

少女よ、其の運命に抗え。 『夜の愛し仔(スレイ・ベガ)』としての強大な力――。その力の代償として過酷な運命と対峙するチセの前に現れたのは、ウルタールの『澱み』を生み出した魔術師の少年……! 彼の凶刃に倒れ伏すチセを抱えるエリアスは、『裂き喰らう城(ピルム・ムーリアス)』としての力を発動する――…!

魔法使いの嫁(4)

ひとつずつ名前を付ける度、色が世界に満ちていく。 管理者リンデルに呼ばれ、再び『竜の巣』を訪れたチセ。自らが振るう杖を作る為、苦労する中、リンデルが語ってくれたのは遠き日、かつてのエリアスについての思い出だった。それを聞いたチセの胸中に浮かぶ思いとは……。ひと為らざるものとひとの絆を描く本格異類婚姻幻想譚、待望の第四巻。

魔法使いの嫁(5)

行き交う想いは、やがて来る季節の為に。 昨日まで抱えていた過去と戦い、エリアスとの今日に一歩踏み出す事が出来たチセ。名付けられた感情に世界の美しさの一辺をみたエリアス。少しずつ変わっていくふたりの前に現れたのは助けを求めるリャナン・シーだった。消え入りそうな声で必死に縋る彼女に、チセが出来る事とは……。ひと為らざるものとひとの絆を鮮やかに描く本格異類婚姻幻想譚、待望の第五巻。

魔法使いの嫁(6)

星を追う。たとえ迷っても今は、独りじゃない。 妖精やひとの行き交う想い、それぞれの歩む道を識り、一歩ずつ自らの足で歩きだそうとするチセ。そこに届いたのは、英国の都───ヒトの活気に溢れた街・倫敦からの1通の手紙だった……。魔術師の弟子から齎されるものは果たして───? ひと為らざるものとひとの絆を鮮やかに描く本格異類婚姻幻想譚、待望の第六巻。

魔法使いの嫁(7)

次の感情へと続く路。待ち遠しい者とそうでない者。 初めて普通の友人を得て、変わり始めるチセを前に、説明できない感情が湧き上がり今まで以上に戸惑うエリアス。互いに成長し距離感を測りかねる中で、竜の国ではカルタフィルスの魔手がリンデル達に迫っていた。永遠なる痛みに苦しむ、彷徨の魔術師の目的とは───。ひと為らざるものとひとの絆を鮮やかに描く本格異類婚姻幻想譚、待望の第七巻。

魔法使いの嫁(8)

彷徨の魔術師・カルタフィルスの策謀により、竜が暴走……。倫敦上空で暴れる彼の命を助ける為、チセは左腕に大きな代償を支払う事に――。母から掛けられた呪い、生まれの呪い、そして竜による呪い。目をそらし続けてきたもの達と向き合う時、物語は大きなうねりを見せ始める……。

魔法使いの嫁(9)

たったひとつ、たったひとりの、私は此処。「今のあなたの傍にはいられない」呪いを解消する為、エリアスが取った行動は二人の関係に波紋を呼ぶ。彷徨の魔術師・カルタフィルスとの取引の先にチセが得るものは……。命の期限。掛けられた呪い。すれ違う道。ひととひと為らざる者の行く末は――。

魔法使いの嫁10巻

これは、世界を受け容れる為の物語。 すべてではない。けれど、自分を、エリアスを受け入れる事が出来たチセ。カルタフィルスは長い眠りにつき、落ち着きを取り戻した彼女の元に届いたのは、魔術師達の相互扶助組織『学院』への招待状だった……。大英図書館の地下深く、新たな舞台で始まる、新たな物語。ひとは学び、考え、成長していく―――… ひと為らざる者は果たして。

魔法使いの嫁11巻

僕らは学ぶ。違いが、世界を変えていく事を。 『学院』で聴講生という立場を得たチセ。変わりゆく彼女を受容し、自身の変化も感じ始めるエリアス。より多くのひとと関わる事になった二人は、どう変わってゆくのか。

魔法使いの嫁12巻

私は、求める。答えではなく、進む為の知慧を。 『学院』に集まる様々な生徒。学びの日々の中でも前へ進む中でチセはルーシーに関するとある噂を聞くが……。 ※アプリ版マンガドアにて好評配信中のスピンオフ2作品「魔法使いの嫁 詩篇.75 稲妻ジャックと妖精事件」「魔法使いの嫁 詩篇.108 魔術師の青」の冒頭を巻末に収録

魔法使いの嫁13巻

人外×少女 絡み、纏わりつく因果。蜘蛛の糸は、万人を救えない。

魔法使いの嫁14巻

識ることが必ずしも救い、ではない。けれど僕らは。

魔法使いの嫁15巻

人外×少女 だれかを助けるには、今はまだ小さい掌。

魔法使いの嫁16巻

贖いの祈りに溺れる前に、君よ――どうか私の手を。持ち去られ、戻ってくるはずのない写本がまだ学院内に残っている。 何故留め置かれたのか・・・・・・犯人の狙いを図りかねる学院の面々。 隔離空間での生活で互いに距離が縮まるチセ達生徒だが、近いが故に 不和もまた大きくなり、些細なすれ違いは大きな疑念を生んでゆく。 そして、張り詰めた糸に小さく触れた、その時こそが――。

魔法使いの嫁17巻

誰を救けたくば己が何者かを、識れ。そして、顕現する写しの偽神。“遺言”かフィロメラか――混ざりあったそれは学院からの脱出を図る為、祝祭の会場で学院の最高実力者と向き合う。緊迫する状況下で、チセとエリアスは両者と対峙するが・・・・・・。

魔法使いの嫁18巻

地を這う竜となり、サージェント邸へ辿り着いたチセとエリアス。学院生達と協力してフィロメラの元へ向かうが “遺言”と混ざりあった彼女に言葉は届かず・・・・・・。彼女を救う為、チセは蝕まれたその身の内側へ入り込んでい く事になるが、その先にあったのは――。 何度だって手を伸ばすよ。もう一度、私(ルビ:あなた)になる為に。

魔法使いの嫁19巻

両の手で祈る事をやめ、手を伸ばす事ができたフィロメラ。魔術書と混ざりあい、妄執の徒となったリズベス。母を殺す為の“呪い”(アダム)。混沌とする場に役者が揃い、女神モリガンが再び姿を現した時、ひとつの家族の物語に終止符が打たれる―― 独りで立てなくたっていい。僕らで、きっと強くなれる。

魔法使いの嫁

アニメから好きになったマンガ

魔法使いの嫁 オイカワマコ 三田誠 ヤマザキコレ 五代ゆう ツクモイスオ
ゆゆゆ
ゆゆゆ

タイトルに「嫁」とあるので、女の子をお嫁さんにする男性向けウフフストーリーかな、この人の仮面?外したらイケメンなのかしらと思いつつ、なんとなく視聴したアニメ(第一部)。 まったく違った。 ハズレすぎて、爽快感を覚えるほど違った。 仮面じゃないし、はずれないし。 「人外×少女」がキャッチだし。 最終話になるころにはリアタイ視聴となり、もっと読みたいと耐えきれずマンガを全巻購入した。 マンガ版にはアニメでは削るしかなかったのだろう、イングランドの伝承や神話、豆知識の数々が掲載されており、まほよめの世界観を知る喜びに震えながら読み漁った。 アニメでは理解できなかった単語がマンガだと、文字とルビと絵で分かるのもよかった。 さらにアニメ化した内容にあたる9巻でマンガは完結かと思ったら、学院篇の第二部へ続くとあって、喜んだのを覚えている。 第二部は舞台がかわるものの、エリオスとチセはかわらずエリオスとチセなのが嬉しい。 そしてその第二部がアニメ化決定したのも、また嬉しい。 アニメの前に予習したい方、コミックスは10巻(第46篇)からですよ!!