あいつが、負ければいい―― 栄光の巨人軍を支えた大投手―― 「怪物」・江川卓と「雑草」・西本聖。二人の壮絶な“戦い”の始まりは高校時代へと遡る… プロ野球史に燦然と輝く最強のライバル伝説、開幕――!! 帯には何と国民的英雄・長嶋茂雄氏から推薦コメントが!!!
「怪物」・江川卓と「雑草」・西本聖―― それぞれが迎えた高校最後の夏の劇的な幕切れとは!? それと同時に出現したニューヒーロー・定岡正二と原辰徳に日本列島が、そして“ミスターベースボール・長嶋茂雄”が熱狂した!!!
長嶋監督… 俺のことも見てください! ドラフト外で巨人軍に入団することになった西本聖。晴れの舞台となる入団会見の日を迎えるも、長嶋茂雄新監督をはじめ周囲の視線は、高校野球界のプリンスにしてドラフト1位の定岡正二に集中する。入団後、練習でアピールを試みる西本だったが、やはり注目する者は皆無だった。「長嶋監督…定岡ばかりじゃなく俺のことも見てください…!!」西本の心に沸々と湧く雑草魂…試練の日々が始まる!!!
1978年ドラフト会議直前―― 巨人と江川は世間の度肝を抜く驚天動地の“行動”に出る! 世に言う「江川事件」に事態は突入する!!
ドラフト直前に野球協約の隙を突いて江川と契約に踏み切った読売巨人軍は、日本野球機構が入団を認めなければ「リーグ脱退」をも辞さぬという強硬な構え。この大騒動を収めるために動いた男たちの、壮絶なドラマがここにある!!
江川卓の入団1年目―― 長嶋監督による「江川のための采配」が続き 心中穏やかではない西本聖とチームメイト。そんな最中、試合で不甲斐ない投球をした西本は宿舎で長嶋に呼び出される。そこで起こった出来事が、西本のプロ野球人生を大きく左右することに――――!!!!
地獄の伊東キャンプ、長嶋茂雄の魂胆とは? 長嶋監督による地獄の猛特訓―― 「伝説の伊東キャンプ」。それは長嶋監督と巨人軍の選手達との互いの意地をギリギリまでぶつけ合う“ケンカ”だった!! そしてこのキャンプにおいて、江川と西本のライバル関係に“決定的”な変化が訪れるーーーー!!!!
地獄のキャンプを経て勝負の1年始まる! 地獄の伊東キャンプを経て江川や西本を始めとする“ヤングジャイアンツ”は確実に力をつけていた。方や「キャンプメンバー漏れ」した定岡も悔しさをバネにめざましい成長を遂げていた!! そして昭和55年、超熾烈な開幕投手争いを制したのは!?
長嶋茂雄監督“解任騒動”勃発!! 高校時代のスター選手ながら伸び悩んでいた定岡正二は、巨人軍へドラフト1位入団から苦節6年年目にして悲願のプロ入り初勝利を挙げ一気に開花する。片や江川と西本も熾烈なエース争いを繰り広げるが、そこに長嶋茂雄監督の「進退」が大きく関わることに――!?
若大将・原辰徳の劇的ドラフト会議編収録! かつて甲子園で定岡正二と死闘を繰り広げた東海大の若大将・原辰徳が運命のドラフトを迎える! そして新たなシーズンを迎えようとする西本にまさかの試練が訪れる… 果たして!?
最多勝を巡る江川と西本の頂上決戦!! 1981年、開幕試合を見事な完投勝利で飾った西本は順調に勝ち星を重ねる。そしてゴールデンルーキー・原辰徳の活躍がチームを活性化させ巨人は首位を走る。一方でなかなか調子が上がらない江川だったが徐々に西本を追い詰めてゆく。両者の譲れない頂上争いは後半戦へ!!
栄光の巨人軍 最強ライバル伝説、完結! 1981年の熾烈な最多勝利投手争いを制したのは江川卓。しかし先発投手の最高の栄誉とされる沢村賞をその江川と差し置いて西本が受賞してしまう。まさかの結果にチーム内には微妙な空気が流れて… そして迎えた日本シリーズ。そんな微妙な空気を払拭する劇的なピッチングを両者は繰り広げる! 栄光の巨人軍、最強ライバル伝説完結の瞬間を刮目せよ!!!
昭和、平成とプロ野球が巨人を中心に回っていた時代!! マジ人物描写が面白い!!
私は巨人ファンなんで、なんとなく気になっていましたが、題材が古いので放置していましたが、アメトークで紹介していたのもあって読んでみました。あと、表紙の江川がイケメンすぎるのも敬遠していた点でした。 面白いです。これ。読んでいて分かったのは、江川の凄さと長嶋監督のめちゃくちゃさです。時代が違うのでいまいちピンとこなかったんですが、江川って本当に凄かったんですね。スポーツ番組で巨人の解説めちゃくちゃ言ってる変なおっさんだと思っていました。ミスターはやっぱり変人なんですね。
昭和、平成とプロ野球が巨人を中心に回っていた時代!! マジ人物描写が面白い!!