あらすじ“運命の地”で、野蛮なお伽噺が終わる。血だまりと硝煙を残して、最悪にゴキゲンな旅が終わる。圧倒的なクライマックスで世界を震撼させた伝説のロードコミック、“十七歳”記念のリモデル版、堂々の完結!※本作は「BAMBi6」を描き下ろしカバーイラストに変更し、あとがきを追加した作品となります。
ストーリーはシンプルで、主人公であるバンビが誘拐した子供を「ジジィ達」に届けるため、追ってくる刺客とひたすら戦う。「ジジィ達」は何者なのか、何故この子供を取り合っているのか、その謎が明らかになるにつれ、どんどんスケールが大きくなっていく。 当時活躍していたミュージシャン達がこぞってコメントを寄せているように、あの頃は音楽の影響力が強くて、ファッションやマンガ、映画などのカルチャーも彼らが牽引していた。その中でもカネコアツシ作品は「お洒落マンガ」と呼ばれ、気になる存在だった(私はお洒落じゃないので読んでなかった)。 リモデル版には作者本人の解説が載っていて、この作品でやろうとしていたことやインスパイア元が明かされている。当時を知っている人間ならすごく共感できるし、知らない人はここを頼りに色んなものを辿っていくと発見があるんじゃないかと思う。