あらすじ
1968年に上京した畑中純は、新橋のマンガ学校に通うが、学校は1年で倒産。その後、川崎の海岸近くで配管工として働くことになる。マンガ家になることを目指して上京した畑中氏だったが、マンガ界は青年コミック誌と100万部を越え始めた少年誌が注目されるようになっていた頃で、畑中氏は、マンガがわからなくなってしまっていた…。人気作『まんだら屋の良太』が誕生するまでを描いた自伝コミック!
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1968年に上京した畑中純は、新橋のマンガ学校に通うが、学校は1年で倒産。その後、川崎の海岸近くで配管工として働くことになる。マンガ家になることを目指して上京した畑中氏だったが、マンガ界は青年コミック誌と100万部を越え始めた少年誌が注目されるようになっていた頃で、畑中氏は、マンガがわからなくなってしまっていた…。人気作『まんだら屋の良太』が誕生するまでを描いた自伝コミック!
1968年に上京した畑中純は、新橋のマンガ学校に通うが、学校は1年で倒産。その後、川崎の海岸近くで配管工として働くことになる。マンガ家になることを目指して上京した畑中氏だったが、マンガ界は青年コミック誌と100万部を越え始めた少年誌が注目されるようになっていた頃で、畑中氏は、マンガがわからなくなってしまっていた…。人気作『まんだら屋の良太』が誕生するまでを描いた自伝コミック!
結婚してもうすぐ子供が産まれるって時に役所にいったら「去年の年収27万?!お産だってもっとかかりますよ!生活保護を申請しますか?」と言われたけど「漫画がブレイク寸前なんです!そのうちドーンと税金払いますから!」と言い返して、その後『まんだら屋の良太』を描いたというエピソードが印象的でした。畑中純という人は学歴はないかもしれないけど文化的教養がある人で、だから『まんだら屋の良太』もエロ全開だけど生理的に不快にならず面白く読めるんだなと思いました。「梶井基次郎も志賀直哉もつげ義春も温泉にいく話があるけど、オレは温泉の側からくる人間を眺めたい」という意図があったのも知れてよかったです。