あらすじ

ライダーズの全米ライブツアーは大成功に終わった。翔は桃子に会いに単身で帰国。桃子への贈り物や、叔父・潮の家で手に入れた日記を持って、やっと桃子に会えると有頂天な翔。しかし、成田空港にいたのは桃子ではなく父・幸一郎だった。【収録作品】1.ハイティーン・ブギ2.メイキング オブ Highteen Boogie3.出逢いは遥か…―ハイティーン・ブギ 番外編―
ハイティーン・ブギ 1

恵まれない環境にありながらも、常に成績優秀で真面目な高校生・宮下桃子は、ある日暴走族「スケルトンズ」のリーダーである藤丸翔に一目惚れされる。不良である翔を毛嫌いしていた桃子だったが、翔の一途なアプローチに、次第に心惹かれていく。不良と優等生。正反対な2人の、過酷で美しくて愛おしい、ヒューマンラブストーリー。【収録作品】1.ハイティーン・ブギ 2.円舞曲(ワルツ)ーマリアーその愛

ハイティーン・ブギ 2

家に戻ってきていた叔母の息子・誠に襲われてしまう桃子。叔母たちに事実を話しても信じてもらえず、心身ともに傷を負った桃子は味方のいない叔母の家を一人飛び出す。行くあてもなく彷徨っていた桃子の前に現れたのは、突き放したはずの翔だった…。

ハイティーン・ブギ 3

叔母の家から桃子を連れ出し、桃子をきっと幸せにすると誓う翔。翔とともに生きてゆくと決めた桃子たち2人は、新たな道を歩み始める。しかし、実家から絶縁され、住んでいるマンションも解約されてしまう。2人を待ち受ける現実は想像以上に過酷なものだった。

ハイティーン・ブギ 4

翔の父親・藤丸幸一郎の手により、住んでいたマンションを追い出されてしまった2人。翔の舎弟で元スケルトンズのメンバー・修の家に世話になることに。新しい暮らしをスタートさせようという時、以前桃子を襲った張本人の重男が逃げてきて…?

ハイティーン・ブギ 5

過去に桃子を強姦した元スケルトンズのメンバー・重男の子を桃子が妊娠している事を知ってしまった翔。当時の記憶を失くしているため「翔との子を産みたい」と泣く桃子に、衝動のままに「堕ろせ」と口走ってしまう。そんな折、翔は重男と再会してしまう…。【収録作品】1.ハイティーン・ブギ 2.ショート・ショート・コミック まちあわせ

ハイティーン・ブギ 6

ついにライブハウス「モンスター」のレギュラーシンガーの仕事を手に入れた翔。まだまだ駆け出しの身ながら、桃子や産まれてくる子のため、これで食べていくと決心する。一方、桃子は嫉妬した翔のファンたちに捕らわれ、詰め寄られてしまい…!?

ハイティーン・ブギ 7

翔の父親・幸一郎に「翔をアメリカに留学させたい」と伝えられた桃子。今のままでは翔に苦労ばかりかけてしまうからと、桃子は2年間の留学を承諾する。当分の面倒は見ると言う幸一郎だったが、2人を今後会わせる気などないのだった…。

ハイティーン・ブギ 8

翔のためと、妊婦でありながら一人姿を消してしまった桃子。一方、ロックコンテストで見事ベストボーカル賞を受賞した翔だったが、そうとは知らず会場を抜け出し桃子を捜し続けていた。家に戻るとそこには桃子ではなく父・幸一郎の姿があり…!?

ハイティーン・ブギ 9

愛する桃子といるためならと、強引な父親のみならず「デビューのために妻と別れろ」と理不尽な要求を持ちかけるプロダクションも一蹴する翔。一方、いつものように翔の帰りを待つ桃子のもとに来客が…その客はなんと、翔の元婚約者・かおりだった。

ハイティーン・ブギ 10

新メンバーに朴一男、白石蓮司、ジャン・ピエールが加わり、いよいよデビューとなったライダーズ。桃子の出産予定日の10日前に初ライブを行うことに。一方、元スケルトンズのメンバー・未樹は、ヤクザの港竜会に入ってしまった重男をなんとか取り戻すために奔走する。

ハイティーン・ブギ 11

いよいよライダーズのデビューコンサートの日。翔は桃子に愛を告げ会場へ向かう。一方、妹・沙知の脚の治療を条件に、ヤクザのヒットマンを引き受けた重男。暗殺実行の手前、最後になるかもしれないからと桃子のもとへ訪れる。そんな矢先、突然桃子が産気づいてしまい…!?

ハイティーン・ブギ 12

無事に男の子を出産した桃子。そしてデビューコンサートを大成功させた翔。新たな命の誕生と新たな生活の始まりを祝う2人だったが、そこに重男の訃報が入る。ターゲットの護衛に反撃を食らってしまったのだ。亡き重男の弔いのため、再び夜の横浜に、スケルトンズが集う。

ハイティーン・ブギ 13

翔の父親・藤丸幸一郎は、若き頃の友・潮とした「自分たちの子同士をいつか結婚させる」という約束を果たすために奔走してきた。その約束を果たせなかったと嘆く幸一郎は、ふと当時想いを寄せていた女性・宮下圭子のことを思い出す。その人が桃子の母親であると、幸一郎は知る由もなかった…。

ハイティーン・ブギ 14

なかなか仕事がうまくいかない翔は、超人気実力派バンド・ジュピターの前座としてコンサート・ライブに参加することに。しかし、予想以上の反響がありジュピターのファンたちからもアンコールを求められる。それをジュピターのメンバーが良く思うはずもなく…。

ハイティーン・ブギ 15

有名バンド・ジュピターのメンバーに理不尽な暴力を受けたサミー。自分の仲間の受けた非道な行いに激昂した翔は、殴り合いの喧嘩をしてしまう。案の定、ジュピターのリーダー・加治田がマスコミに垂れ込むが、翔&ライダーズはそんなことではへこたれないのであった。

ハイティーン・ブギ 16

所属事務所もない、契約しているレコード会社もないライダーズ。本当にやりたいことをやるべく、自分たちで事務所を立ち上げることに。メンバー達の推薦で桃子を社長とした「ももこカンパニー」を設立。翔&ライダーズと桃子の新しいステージが幕を開ける!そんな中、元スケルトンズのメンバー・西が桃子に接近する…。

ハイティーン・ブギ 17

桃子を過去に強姦したメンバーの中にいた西は、桃子に息子の風太が翔ではなく今は亡き重男との子だと告げる。当時の記憶を思い出し絶望する桃子だったが、翔と風太への愛が消える事はなかった。平静を取り戻した藤丸家だったが、そこに再び影が忍び寄る…。

ハイティーン・ブギ 18

度重なる不幸により全てを失いロック生命を絶たれたかのように思えたライダーズ。それでも諦めずにメンバー一丸となってひたすら練習を続けるが、いつまでも公演ができない現状に翔は焦りを感じていた。彼らの努力が実る日が来るのか…!?

ハイティーン・ブギ 19

ロック界のスーパースターバンド・サティスファクションが来日。リーダーのキースからは当初予定していたジュピターではなく、ライダーズとのジョイントを希望するとの発言が。意気揚々とサティスファクションのもとへ向かうライダーズだったが…?

ハイティーン・ブギ 20

キースとのジョイントライブに向け練習に励むライダーズのもとに、なんとサティスファクションとのライブが取り消しになり、代わりにジュピターが出演することになったという連絡が入る。またもやチャンスが消え、いよいよメンバーの間にも険悪な空気が流れ始める。そんな中、翔の元婚約者・かおりが現れ、自身が買い取った「モンスターズ」でライブをして良いと言う。喜ぶライダーズだったが、かおりには狙いがあった…。

ハイティーン・ブギ 21

どこからかライダーズの曲が流出し、ジュピターに盗作されてしまい苛立つ翔。桃子はそれに違和感を覚える。そして、かおりの策略により翔とかおりが男女の関係にあると勘違いしてしまう桃子。またもや険悪なムードになるが、そこにニューヨークのキースから連絡が入り…!?

ハイティーン・ブギ 22

渡米した未樹のはからいでキースとの誤解が解けたことで、ライダーズはキースから「埋め合わせに一緒に全米ツアーをやろう」と誘いを受ける。ライダーズはいよいよニューヨークへ…というところで、息子の風太が高熱を出し、桃子は遅れてアメリカへ行くことに。桃子のことで何故か胸騒ぎを覚える翔であった。

ハイティーン・ブギ 23

空港に向かう桃子と風太の前で、偶然居合わせた翔の父・幸一郎が倒れてしまう。放っておけない桃子は渡米を延期し幸一郎の看病にあたる。幸一郎の容態は悪く、緊急手術となってしまう。一方ニューヨークにいる翔は桃子に会えず落ち込むが、桃子に電話で鼓舞され覚悟を決める。いよいよニューヨークのマディソン・スクウェア・ガーデンでのライブが始まるのだった…!

ハイティーン・ブギ 24

翔の元婚約者・かおりは、まだ翔のことを諦めきれずニューヨークに訪れ翔に言い寄るが、翔の心が動くことはなかった。一方、日本から翔の父・幸一郎の看病をしている桃子は疲労からか体調を崩してしまう。未だに会えずにいる2人。一体どうなってしまうのか…。

ハイティーン・ブギ 25

翔はアメリカにある叔父・潮の家に訪れ、そこで桃子が潮の娘だという事を初めて知る。翔と桃子は最初から結ばれる運命だったのだ。一方、翔の父・幸一郎は徐々に回復していったが、桃子の事をまだ認めはしなかった。それでも献身的に世話をする桃子だったが、ある日突然倒れてしまう。精密検査をした桃子には、末期がんの診断が下された。余命は半年とのことだった。

ハイティーン・ブギ 26

ライダーズの全米ライブツアーは大成功に終わった。翔は桃子に会いに単身で帰国。桃子への贈り物や、叔父・潮の家で手に入れた日記を持って、やっと桃子に会えると有頂天な翔。しかし、成田空港にいたのは桃子ではなく父・幸一郎だった。【収録作品】1.ハイティーン・ブギ2.メイキング オブ Highteen Boogie3.出逢いは遥か…―ハイティーン・ブギ 番外編―