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アイツをトップにするためなら何だってやってやる！ “エース”の座は誰にも渡せないから!! 平凡なアパレル店員だったメイが出会った1人の男、涼は新人ホストだった。失恋直後に涼のアテンドで足を踏み入れた未知の世界、ホストクラブは、メイにとって居心地の悪い空間だったが、その一方でギラギラした周囲とは異なり全くホストらしくない涼のことが、妙に気になり…謀略、裏切り…愛情の証は使った金額!? 欲望渦巻く夜の魔窟で、女たちの死闘が繰り広げられる。“1億貢いだ”女の壮絶な生き様を描く!!
新人ホストの登竜門「入店祭」。指名客を取れないとホストとしての未来が閉ざされる鬼門イベントで、主役の涼に恥をかかせまいと、メイは、なけなしの10万円を握りしめ、会場に足を運ぶ。不器用で不慣れな涼には自分以外に客はいないだろうと思っていたメイだったが、当日、涼には500万円相当のシャンパンタワーが用意されていた。「涼が選ぶのは私。やっすいシャンパン1本とか笑えるから！」キャバ嬢と思しき、涼の指名客、エレナがメイに宣戦布告!? 一人のホストを巡り、女たちの激烈な戦いが始まった!!
入社予定だった会社が倒産したニュースを目にしたメイは、あえなく失業確定。“ラスソンバトル”の余波で貯金もほぼゼロの現状に焦り、急いで次の仕事を探すことに。すると、その様子を見ていた水商売のスカウトマンから声をかけられ…。最初はキャバ嬢なんて…と突っぱねていたものの「時給5千円」に心が揺らぎ、ひとまず“体験入店”するメイ。「あんな子たちでも出来ているんだから大丈夫」当初は、キャバクラの仕事を甘く見ていたが、試練が訪れ…!? 全ては涼に会うため、涼をオトコにするため。新たな一歩を踏み出したメイの前途には――!?
病に伏せる母の看病と仕事の両立で忙しない日々を送るメイ。「支えられるのは、私しかいない――」限られた時間、できる限り母のそばにいようと決心するが、肝心の母は相変わらず奔放な行動ばかりで…。一方、髪を切ったことがキッカケで頭角を現し始めた涼は、ユミと名乗る客と出会う。初めは機嫌が悪く印象が良くないユミだったが、涼の初恋相手・美友と似ていることから彼女のことが気になり始める…。「あいつ、なんか変わった！」涼の変化を感じ取ったエレナの言葉が気にかかるメイ。久しぶりに会った涼の変わらない様子に胸を撫でおろすも、帰り際に突然、唇を奪われ――!?
ライバルのエレナから“給料全ぶっ込み”宣言され、念願だった涼の初ラスソン賞を奪われ気落ちするメイ。しかし、お店にエレナの常連客が怒鳴りこんで来たことで事態は急展開に――!! 一方、謎の女ユミの正体が、探し人・美友の妹であることを知った涼は、美友と会わせてほしいとユミに懇願する。ところが、美友との対面条件は、ユミを“本カノ”にすることだった…！ 「僕たちは“運命共同体”だよ」“エース”の座に執着し、更に涼にのめり込んでいくメイと、ホストとして目覚ましく成長する涼。二人の行く手を荒波が翻弄する――!!
入れ上げる涼の歯科矯正代400万円。かさむホスト代やエースとしてのプレッシャーに胃と財布が痛むメイ。そんな時、勤めるキャバの客から「1回20万円」の美味しい話を持ちかけられる。涼からも“割の良い仕事”を勧められ、心揺れ動いた末に下した決断とは…!? 一方、涼は探し人・美友とついに念願の再会を果たす。ところが、初恋の女から投げつけられた言葉は「ショータロはそんな歯じゃない！」しばらく後、美友がビルから投身した報が――!? 「涼がいるから私の存在価値があるんだ」一人のホストに人生を捧げた女の物語、いよいよ完結!!
