あらすじ大久保2丁目で殺人事件が発生した。被害者は鮫島清、20歳。どうも絞殺されたらしい。さっそく現場へ出向くプリンスと十兵衛。その殺された男の部屋でプリンスは、シャネルのバッグを発見する。大久保の絞殺事件は、ヤク絡みと判明し…。
ちょうど能條先生にはまっていた時に読んだタイトルなんですが、ふとした時に思い出すヒューマンドラマです。 主人公は、現場にこだわるキャリア。その相棒は、叩き上げのノンキャリア。本来ならば「住む世界が違う」二人なのですが、「プリンス」は特別扱いを嫌がり、次第に周囲に受け入れられていきます。 主人公のプリンスは無類の女好きなのですが、相棒の十兵衛が自分の女房について語る言葉がとても好きです(地味なシーンだとは思いますが、能條漫画の中でも屈指の名言だと思います)。糠粳の妻って言葉は死語かもしれませんが、憧れる言葉だったりもします。