あらすじ

互いに失うだけの激闘も、ついに最終局面を迎える。復讐の果て、柚子の前に広がる景色は、果たして何色なのだろうか──…。
柚子ペパーミント(1)

祖母を亡くし、一人ぼっちとなった柚子。そんな彼女を付け狙う謎の組織と、猟奇殺人の被害者となった家族の真相。そして、突如世界を襲う“崩壊”…。すべての因果か繋がるとき、柚子に眠る“ペパーミント”が起動する――。

柚子ペパーミント(2)

世界の崩壊と共に、国家建設へと乗り出した『MDD団』。そんな彼らが欲するは、柚子の持つ“花カルタ”。創造する者と破壊する者。果たして、二者を繋げる因果とは──…!?

柚子ペパーミント(3)

ぶつかり合う、陰りなき『復讐』と曇りなき『正義』。そして、桃色に狂い咲く『嫉妬』…。激闘の果て、因果に散りゆくは、誰だ──!?

柚子ペパーミント(4)

ある者は『復讐』を遂げるために…。また、ある者は己の『正義』を貫ぬくために…。いざ、決戦の地『海ホタル』へと旅立つ──!!

柚子ペパーミント(5)

互いが愛した男をめぐり、再び交わる『復讐』と『嫉妬』。そして明かされる、驚愕の真実。相手の血で渇きを潤す死闘は、その激しさを加速させる──…。

柚子ペパーミント(6)

『復讐』のペパーミントにその身を染める柚子の眼前に、ついに現れた漆黒の首領。開かれし《絶場》の彼方で、彼女が見たものとは──…!?

柚子ペパーミント(7)

《絶場》にて邂逅を果たした、最愛の人にて最大の宿敵…。だが、柚子を待ち受けていたのは、ただ残酷な“真実”だけ──。

柚子ペパーミント(8)

互いに失うだけの激闘も、ついに最終局面を迎える。復讐の果て、柚子の前に広がる景色は、果たして何色なのだろうか──…。

柚子ペパーミント

女子高生が変身して鉄球を振り回す!!!

柚子ペパーミント 佐藤大 ゴツボ☆マサル
ANAGUMA
ANAGUMA

主人公の女子高生・柚子は髪が光って超人的なパワーを発揮する「ペパーミント」の能力の持ち主。その糧となるのは両親の仇であるMMD団への復讐心! 落ちぶれたパンクロッカー・ハッサクや双子の連続殺人犯ナツミカンミ、正義執行のためなら何でもアリの俺サイコー裁判官ポンカン、AIを搭載したヘリコプターなど個性的すぎるメンバーとともに、崩壊した世界で血塗られた復讐戦争に乗り出すのだった!! まずキャラデザが本当に神。みんなカッコイイしカワイイ。 キャラ以外にも花札のモチーフやミステリーサークルのアイデアなど、見ていてビビッと来るデザイン、ギミックが次々出てきてシビレます。なんといっても主人公の武器が工事用の鉄球ですからね。ちなみにチェンソーで戦ったりもします。 ブッ飛んだキャラクターの魅力とバトルの気持ちよさを両輪にしてパワープレー気味に話が進んでいくのですが、佐藤大作品だけあって終盤は結構エウレカセブンぽいというか、セカイ系的な雰囲気がビシバシ感じられて自分は大好きでした。 軽いノリで人が死にまくったり、設定のボヤかし方(説明しきらないのがクールという思想)とかのポイントで好みは分かれると思いますが「カッコよく盛り上がってたらこまけぇこたぁいいんだよ!感じろ!!」というスタンスのひとには読んでほしい作品です。 ヒロインであるところのヘリの吉田くんのかわいさも目に焼き付けてくれ!