あらすじ
『ぼくらの』の俊英・鬼頭莫宏の軌跡がここに!幻のデビュー作『残暑』から短編『ポチの居場所』まで、珠玉の7編を収録!!妹思いの少年と、お兄ちゃんっ子の妹・あきこ。妹は先ごろ交通事故で死んでしまったが、彼女の部屋は、ただ机の上に一輪差しの花が飾られているほかは何も変わっていない。そんな折り、誰もいないはずの自室に帰ってきた少年は、思いがけずあきこの幽霊と出会ってしまう。「思い残すことがあって」帰ってきたあきこは、兄妹でデートに行こうとお願いして…。
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『ぼくらの』の俊英・鬼頭莫宏の軌跡がここに!幻のデビュー作『残暑』から短編『ポチの居場所』まで、珠玉の7編を収録!!妹思いの少年と、お兄ちゃんっ子の妹・あきこ。妹は先ごろ交通事故で死んでしまったが、彼女の部屋は、ただ机の上に一輪差しの花が飾られているほかは何も変わっていない。そんな折り、誰もいないはずの自室に帰ってきた少年は、思いがけずあきこの幽霊と出会ってしまう。「思い残すことがあって」帰ってきたあきこは、兄妹でデートに行こうとお願いして…。
『ぼくらの』の俊英・鬼頭莫宏の軌跡がここに!幻のデビュー作『残暑』から短編『ポチの居場所』まで、珠玉の7編を収録!!妹思いの少年と、お兄ちゃんっ子の妹・あきこ。妹は先ごろ交通事故で死んでしまったが、彼女の部屋は、ただ机の上に一輪差しの花が飾られているほかは何も変わっていない。そんな折り、誰もいないはずの自室に帰ってきた少年は、思いがけずあきこの幽霊と出会ってしまう。「思い残すことがあって」帰ってきたあきこは、兄妹でデートに行こうとお願いして…。
「ぼくらの」や「なるたる」で有名な鬼頭先生の初期短編集。グロやエゲツない展開でよく知られているが、この短編集では「いい話」が多い。 読後感に残る余韻のようなものはしっかりあるけど、どこかに爽やかさがある。デビュー作の「残暑」もよかったが、個人的には「華精荘に花を持って」が寂しくて美しくて好きだった。 鬼頭先生の作品を鬱で重たい作品ばかりだと思っている人にはぜひ読んでほしい。