浮浪雲(はぐれぐも)(81)
激動の幕末を、流れる雲のようにサラリと生きる“大江戸楽天人伝”。▼第1話/ともしび▼第2話/め組の文さん▼第3話/水色の便り▼第4話/散歩の達人▼第5話/心のこり▼第6話/お美代ちゃん▼第7話/ピンクの日傘▼第8話/あとの祭り▼第9話/しみじみ汁 ●主な登場人物/浮浪雲(品川宿の問屋場「夢屋」の頭。飄々とした遊び人)、おカメ(雲の妻。夫や子供たちを大きな愛で包む女性)、新之助(雲の息子。真面目な少年)、お花(雲の娘。お転婆だが、なかなか鋭い) ●あらすじ/女手ひとつで子供を育てているお満は、昼間に仕事をしているため、いつも幼子を抱えて暗い夜道を家路に就く日々。だが彼女の向かいの家は、毎晩必ず夜中まで明かりが灯っており、気になったお満は、ある日大家さんに尋ねてみることに。すると、その家に住む男は島帰りのならず者だという話で…(第1話)。●本巻の特徴/子供ができず、夫は職にあぶれて…と、己の不運を嘆くばかりのお文。富くじや手相などに手を出すようになった彼女の“運”にまつわるエピソード「め組の文さん」など、全9編を収録。●その他の登場人物/欲次郎(「夢屋」の番頭。実務に長けたやり手)、渋沢先生(博学多才の隠居老人。新之助らの良き相談相手)、青田先生(新之助の通う寺子屋の先生)
浮浪雲(はぐれぐも)(82)
激動の幕末を、流れる雲のようにサラリと生きる“大江戸楽天人伝”。▼第1話/みそっぱ▼第2話/ももんじ▼第3話/くらやみ駕籠▼第4話/冬の花▼第5話/肉林道中▼第6話/好日▼第7話/風雲の財布▼第8話/雪日和▼第9話/如意房 ●主な登場人物/浮浪雲(品川宿の問屋場「夢屋」の頭。飄々とした遊び人)、おカメ(雲の妻。夫や子供たちを大きな愛で包む女性)、新之助(雲の息子。真面目な熱血少年)、お花(雲の娘。お転婆だが、なかなか賢い) ●あらすじ/朝一番、夢屋へ向かう長寿庵先生。昨日、カメさんに喘息の薬を処方したというのだが、当のカメさんはまったく薬のことなど身に覚えがない様子。一方、品川宿の往来には、少女の行方を訪ね歩くひとりのお婆さんがいた。消えた薬とその少女には、一体どんな関係があるのか…!?(第1話) ●本巻の特徴/仲良く美しい姉妹が、昔住んでいた品川を訪れた。町を巡りながら過去を思い返す姉妹。そんなふたりの最終目的地とは? 家族とは、人生とは…時代を超えて私達に問いかける、感動の全9編!! ●その他の登場人物/欲次郎(「夢屋」の番頭。実務に長けたやり手)、渋沢先生(博学多才の隠居老人。新之助らの良き相談相手)
浮浪雲(はぐれぐも)(83)
激動の幕末を、流れる雲のようにサラリと生きる“大江戸楽天人伝”。▼第1話/母情▼第2話/苦虫▼第3話/寒椿▼第4話/風薫る▼第5話/赤いべべ▼第6話/母山脈▼第7話/母子草▼第8話/奥の近道▼第9話/老い惚れ●主な登場人物/浮浪雲(品川宿の問屋場「夢屋」の頭。飄々とした遊び人)、おカメ(雲の妻。夫や子供たちを大きな愛で包む女性)、新之助(雲の息子。真面目な熱血少年)、お花(雲の娘。お転婆だが、なかなか賢い)●あらすじ/春がやってきた。誰しもが希望に満ち、幸せを感じるはずの春…。品川宿の往来では、春の到来を告げる節季候(せきぞろ)が笑いを届けていた。だが、同じく往来をゆく美絵の心に思い浮かぶのは、自分がまだ幼かった、雪の降る夜のこと。夫からも「醜女」と呼ばれていた母との思い出で…(第1話)。●本巻の特徴/美人画の絵師であった夫を亡くしたお涼は、同じく絵師を目指す息子を支えるが、真面目すぎる息子の絵はなかなか認められず…? 計り知れないほど深い母の愛を描いた「母山脈」など、心に響く全9編を収録。●その他の登場人物/欲次郎(「夢屋」の番頭。実務に長けたやり手)、渋沢先生(博学多才の隠居老人。新之助らの良き相談相手)、青田先生(新之助の通う塾の先生。大志を抱く好青年)
浮浪雲(はぐれぐも)(84)
激動の幕末を、流れる雲のようにサラリと生きる“大江戸楽天人伝”。▼第1話/心の出前▼第2話/明けの鐘▼第3話/ごちそうさま▼第4話/真人間▼第5話/方丈の秋▼第6話/散歩の別人▼第7話/オヤジ旅▼第8話/どうぞおさきに▼第9話/いじめ虫 ●主な登場人物/浮浪雲(品川宿の問屋場「夢屋」の頭。飄々とした遊び人)、おカメ(雲の妻。夫や子供たちを大きな愛で包む女性)、新之助(雲の息子。真面目な熱血少年)、お花(雲の娘。お転婆だが、なかなか賢い) ●あらすじ/佐渡屋惚ヱ門は、各地から人々が成功の秘訣を聞きに来るほどのやり手の商売人。だが、息子の松五郎とは折り合いが悪く、勘当してしまったことが唯一の気がかりだった。そんな折、京の鴨川で洪水が起こり、その濁流にのまれた松五郎が死んでしまったという知らせが届いて…(第1話)。●本巻の特徴/夫が亡くなったため、ろうそく屋を継いで一心不乱に働く女・お満。一筋の涙も流さないというその胸中には何が…? 女の意地と愛を描く「明けの鐘」、いつも言葉を発しない常連客と店員の心の交流を描く「ごちそうさま」ほか、心に染みいる全9編を収録!! ●その他の登場人物/欲次郎(「夢屋」の番頭。実務に長けたやり手)、渋沢先生(博学多才の隠居老人。新之助らの良き相談相手)、青田先生(新之助の通う塾の先生。大志を抱く好青年)
浮浪雲(はぐれぐも)(85)
激動の幕末を、流れる雲のようにサラリと生きる“大江戸楽天人伝”。▼第1話/父娘草▼第2話/切り裂き源蔵▼第3話/鬼ばばぁ▼第4話/流転▼第5話/塵も積もれば春になる▼第6話/母なる海▼第7話/煙草のけむり▼第8話/岸壁の母▼第9話/桜吹雪●主な登場人物/浮浪雲(品川宿の問屋場「夢屋」の頭。飄々とした遊び人)、おカメ(雲の妻。夫や子供たちを大きな愛で包む女性)、新之助(雲の息子。真面目な熱血少年)、お花(雲の娘。お転婆だが、なかなか賢い)●あらすじ/年末年始の準備に慌ただしい大店・桔梗屋で働くお歌は、休みのたびに85歳になる父のもとへ帰っていた。ある日、同僚のお梅から「父親が早く死ねばいいのにって思わない?」と聞かれ、己の心にもその気持ちがあることを自覚していたお歌は、後ろめたい心を持て余していたが…(第1話)。●本巻の特徴/子供を怒鳴り散らす母親の本当の気持ちは、子にはなかなか伝わらないもの。母親のあふれる愛を描いた「鬼ばばぁ」や、いまわの際を迎えた桔梗屋主人の告白を描いた「流転」ほか、人情味いっぱいの全9編を収録!!●その他の登場人物/欲次郎(「夢屋」の番頭。実務に長けたやり手)、渋沢先生(博学多才の隠居老人。新之助らの良き相談相手)、青田先生(新之助の通う塾の先生。大志を抱く好青年)
浮浪雲(はぐれぐも)(86)
激動の幕末を、流れる雲のようにサラリと生きる“大江戸楽天人伝”。▼第1話/恩讐のこなた▼第2話/団塊の人▼第3話/ありがとうございます▼第4話/真実迷路▼第5話/醜女(しこめ)殺し▼第6話/泡沫の日々▼第7話/江戸小咄▼第8話/女たらし▼第9話/ざる蕎麦の女 ●主な登場人物/浮浪雲(品川宿の問屋場「夢屋」の頭。飄々とした遊び人)、おカメ(雲の妻。夫や子供たちを大きな愛で包む女性)、新之助(雲の息子。真面目な熱血少年)、お花(雲の娘。お転婆だが、なかなか賢い) ●あらすじ/人一倍頑張って働き、若くして大きな店を築いた蓑吉。そんな彼のもとに幼なじみの義助がやってきた。親友の訪問を喜び、心を尽くしてもてなす蓑吉だったが、多忙のため、酔い潰れてしまった義助を置いて仕事へ出てしまう。その間に、意地悪な番頭に追い出されてしまった義助は、友人の仕打ちに絶望して…(第1話)。●本巻の特徴/定年間近の男が自分の人生を振り返る「団塊の人」、うるさく干渉する父親とそれに反発する娘の関係を描いた「ありがとうございます」、青田先生が亡き親友の妻子のことで思い悩む「真実迷路」ほか、心温まる全9編を収録!! ●その他の登場人物/欲次郎(「夢屋」の番頭。実務に長けたやり手)、渋沢先生(博学多才の隠居老人。新之助らの良き相談相手)、青田先生(新之助の通う塾の先生。大志を抱く好青年)
浮浪雲(はぐれぐも)(87)
激動の幕末を、流れる雲のようにサラリと生きる“大江戸楽天人伝”。▼第1話/団塊の味覚▼第2話/大江戸色道指南書おさめかまいじょ▼第3話/千の声になって▼第4話/お嫁サン馬▼第5話/さざんかの母▼第6話/落日▼第7話/初恋▼第8話/隣の夫婦▼第9話/遊びの品格 ●主な登場人物/浮浪雲(品川宿の問屋場「夢屋」の頭。飄々とした遊び人)、おカメ(雲の妻。夫や子供たちを大きな愛で包む女性)、新之助(雲の息子。真面目な熱血少年)、お花(雲の娘。お転婆だが、なかなか賢い) ●あらすじ/若き料理人・時次郎は、品川宿へ泊まる食通の軍艦奉行・勝海舟の台所を任された。同じく料理人である父親の顔をつぶすのではないかと考え、恐縮する時次郎。いまだ現役で仕事熱心な父親は、息子の良き手本となるべく日々精進している。一方、そんな父に隠居しろとは言えない息子は…(第1話)。●本巻の特徴/婚約者が植物状態に陥った男の葛藤を描いた「お嫁サン馬」、母親に捨てられた男の苦悩を描いた「さざんかの母」、定年の日を迎えた男の思いを描いた「落日」他、全9編を収録。●その他の登場人物/欲次郎(「夢屋」の番頭。実務に長けたやり手)、渋沢先生(博学多才の隠居老人。新之助らの良き相談相手)、青田先生(新之助の通う塾の先生。大志を抱く好青年)
浮浪雲(はぐれぐも)(88)
激動の幕末を、流れる雲のようにサラリと生きる“大江戸楽天人伝”。▼第1話/天国からの手紙▼第2話/亭主死になさい▼第3話/江戸H川柳▼第4話/生き仏ですよ▼第5話/神様のかさぶた▼第6話/はぐれ将軍▼第7話/花笠道中▼第8話/丼めし▼第9話/ふつうの女房 ●主な登場人物/浮浪雲(品川宿の問屋場「夢屋」の頭。飄々とした遊び人)、おカメ(雲の妻。夫や子供たちを大きな愛で包む女性)、新之助(雲の息子。真面目な熱血少年)、お花(雲の娘。お転婆だが、なかなか賢い) ●あらすじ/高く積まれた荷が崩れ、その下敷きになった徳三郎。ケガをした彼のもとに、荷を積んだ留吉とその親父さんが見舞いに訪れるが、息子を叩いて詫びさせようとする親父さんを見た徳三郎は、亡き父もそういう人間だったとこれを非難。そこから徳三郎と親父さんの争いになってしまい…(第1話)。●本巻の特徴/亭主を早死にさせる十箇条とは? 恐るべき夫の殺め方「亭主死になさい」、おすけべ節の百花繚乱「江戸H川柳」、天然痘との戦いを描いた「神様のかさぶた」ほか、全9編を収録。●その他の登場人物/欲次郎(「夢屋」の番頭。実務に長けたやり手)、渋沢先生(博学多才の隠居老人。新之助らの良き相談相手)、青田先生(新之助の通う塾の先生。大志を抱く好青年)
浮浪雲(はぐれぐも)(89)
激動の幕末を、流れる雲のようにサラリと生きる“大江戸楽天人伝”。▼第1話/恋慕奉行▼第2話/おすけべ作法▼第3話/隠れキリシタン▼第4話/誰でもいいから殺人事件▼第5話/卒寿の人▼第6話/浮浪将軍▼第7話/疑惑の人▼第8話/秋の夜長▼第9話/女難の相 ●主な登場人物/浮浪雲(品川宿の問屋場「夢屋」の頭。飄々とした遊び人)、おカメ(雲の妻。夫や子供たちを大きな愛で包む女性)、新之助(雲の息子。真面目な熱血少年)、お花(雲の娘。お転婆だが、なかなか賢い) ●あらすじ/十文字の首飾りを身につけた美しい女性を湯屋で見かけたカメさん。翌日、風呂帰りの女性が殺害された話を聞き、特徴から首飾りの女性と確信したカメさんは、事件の真相を探るべく独自に調査を始める。殺害現場を調べていると、キリシタンの十字架の首飾りを発見して…!?(第1話) ●本巻の特徴/キリシタンの疑いアリと、ごろね奉行がカメさんを連行。カメさんを恋慕する彼は、立場を利用して牢中のカメさんを…!? 品川宿を騒がせた「キリシタン連続殺人事件」3部作をはじめ、奉行所の画一的な裁決に異を唱える「誰でもいいから殺人事件」他、全9編を収録!! ●その他の登場人物/欲次郎(「夢屋」の番頭。実務に長けたやり手)、渋沢先生(博学多才の隠居老人。新之助らの良き相談相手)、青田先生(新之助の通う塾の先生。大志を抱く好青年)
浮浪雲(はぐれぐも)(90)
激動の幕末を、流れる雲のようにサラリと生きる“大江戸楽天人伝”。▼第1話/お節介さん▼第2話/お互いさま▼第3話/おんなたらし▼第4話/おじや侍▼第5話/居酒屋カメさん▼第6話/炭団(たどん)▼第7話/夫婦の作法▼第8話/肉布団物語▼第9話/蟻ときりぎりす ●主な登場人物/浮浪雲(品川宿の問屋場「夢屋」の頭。飄々とした遊び人)、おカメ(雲の妻。夫や子供たちを大きな愛で包む女性)、新之助(雲の息子。真面目な熱血少年)、お花(雲の娘。お転婆だが、なかなか賢い) ●あらすじ/父子ふたり暮らしの正吉は、優しい父に抱いてもらいながら眠るのが大好き。そんな仲良し父子だったが、しばらくして父の態度が変わってしまった。酒びたりになり食事もロクにとらず、正吉に手を上げては「母親のいる川崎へ行け」と言い放つ。父の豹変ぶりに悲しむ正吉を見かねたカメさんは…!?(第1話) ●本巻の特徴/結婚を控えた女性の迷いを描いた「お互いさま」、青田先生の性分を描いた「おんなたらし」、おやじの日常につきまとう無常感を描いた「おじや侍」、真面目に働き、妻子を養う男の笑顔の裏に隠された虚無感を描いた「炭団」他、全9話を収録!! ●その他の登場人物/欲次郎(「夢屋」の番頭。実務に長けたやり手)、渋沢先生(博学多才の隠居老人。新之助らの良き相談相手)、青田先生(新之助の通う塾の先生。大志を抱く好青年)
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