あらすじサハラ砂漠の奥地にあるという、怪奇な伝説を持ち人々が恐れおののく「大暗黒」。地上から姿を消したアトランティス大陸が大暗黒にあると考えた先生と山座(やまざ)は、ボアルネーをはじめとした人夫達を引き連れて大暗黒へと向かう。干からびた塩水の湖を渡り歩き、塩の嵐に襲われながらも大暗黒にたどり着いた山座達だったが、秘宝に目がくらんだボアルネーら人夫達が先に出かけてしまい……!?
横山光輝短編コレクションの名前の通り黄金墓場/大暗黒/ぶっそうな奴ら/偏愛/闇の顔/偽りの偶像が収録されている。多少強引な展開もあるけどどれも物語が二転三転して読み応えがあり面白い。個人的に「ぶっそうな奴ら」がもっともよかったです。プロフェッショナルが5億円を運ぶ現金輸送車の強奪計画を行うために、仲間を集め計画を練り実行をするのだが、ちょっとづつ計画とのズレが発生してどうなるかと思っていたら、予想外にいい結末になった。昔から横山光輝のこのタイプのラストってすごい好きなんだよな