あらすじ女から小遣いをもらって暮らす山崎五郎(やまざき・ごろう)は、怪しい車に尾行されてぶつけられそうになるが、持ち前のドライビングテクニックで回避する。そんな五郎が部屋に戻ると、美女・マリと拳銃を持ったボスが待ち構えており、分け前が1億円の仕事を五郎へ持ちかける。そして殺し屋ジョー、金庫破りの小助(こすけ)、五郎、マリ、ボスの5人は、5億円を運ぶ現金輸送車の強奪計画を……!?
横山光輝短編コレクションの名前の通り黄金墓場/大暗黒/ぶっそうな奴ら/偏愛/闇の顔/偽りの偶像が収録されている。多少強引な展開もあるけどどれも物語が二転三転して読み応えがあり面白い。個人的に「ぶっそうな奴ら」がもっともよかったです。プロフェッショナルが5億円を運ぶ現金輸送車の強奪計画を行うために、仲間を集め計画を練り実行をするのだが、ちょっとづつ計画とのズレが発生してどうなるかと思っていたら、予想外にいい結末になった。昔から横山光輝のこのタイプのラストってすごい好きなんだよな