かおりは、いつもの男から電話がくると、あわただしく支度をして家を飛び出す。「買ってやったピンクローターを挿れてくるんだ」そう男は命令した。ローターのスイッチ音。もう、これから抱かれる想像に溢れる蜜がとまらない。そんなかおりを怪しむ同居の舅や、不倫を噂する近所の主婦たちの声を尻目に、愛液を滴らせながら逢い引きの場所へ急ぐのだった。約束のデパートの試着室。やがて、男がそこに滑り込込んで、約束のローターを挿入していなかったかおりを責める。「きみを可愛がってやる時間がないんだ」舐めあげられる快感に、声を殺してあえぐのだった。