あらすじ永きにわたり人の住まぬ“魔境”となった地「旧日本」。無実の死刑囚・レオーネは秘密兵器を探すため、鳥脚の少女・つぐみらと共に生か死かの冒険を続ける。命の危機を乗り越えて到達した旅の目的地・佐渡。そこには、外界から閉ざされたことで発展した、独自のコミュニティーが形成されていた──。重版が止まらない話題の本格SF! 新章「佐渡編」に突入!
すごい。 5巻を読み途中で栞挟んだままにしていて、先程続きを読み終わってやっぱりすごいなと。 フランスで始まったという本作は今やヤンマガ掲載作品のようだけど、マンガ家になる事でドリームを掴む事が出来る仕組みがマンガ大国である日本にないのは申し訳ない気持ちになる。 が、これは面白い。最初は銃夢みたいだなって思ったけど、悲壮感はそこまで無いし、サイバーパンクではない。 フランスの死刑囚が死刑を免れたかったら行って来いと言われて放たれた先は日本。そこでの主人公たちのサバイバルは正にフランスから来たこのマンガそのものなのではないかと思ってしまった。 そんな事情はともかく、画力は本当にすごくて、キレイだし、細かいし、奥行きがあって濃くて存在感がある。キャラも魅力的だ。ポリコレにも怒られなそうな有色人種ベースになってるのはさすがと言えるかもしれない、フカヨミしすぎかもだけど元々多様性を入れ込むのが根付いてるのかも。