あらすじはるか未来──。永きにわたり人の住まぬ“魔境”となった地「旧日本」。無実の死刑囚・レオーネは機密文書に示された秘密兵器を探すため「佐渡」へ向かう。謎の行商人・ヲオド、暴力の町イカホの頭領・みかづち。魑魅魍魎が渦巻く終末世界を命がけで進め──。おまけページにはイラストレーター・イケガミヨリユキ氏(『竜とそばかすの姫』)の特別イラストも収録♪ 累計22万部を超え、さらに絶好調のロマン全搭載SF!
すごい。 5巻を読み途中で栞挟んだままにしていて、先程続きを読み終わってやっぱりすごいなと。 フランスで始まったという本作は今やヤンマガ掲載作品のようだけど、マンガ家になる事でドリームを掴む事が出来る仕組みがマンガ大国である日本にないのは申し訳ない気持ちになる。 が、これは面白い。最初は銃夢みたいだなって思ったけど、悲壮感はそこまで無いし、サイバーパンクではない。 フランスの死刑囚が死刑を免れたかったら行って来いと言われて放たれた先は日本。そこでの主人公たちのサバイバルは正にフランスから来たこのマンガそのものなのではないかと思ってしまった。 そんな事情はともかく、画力は本当にすごくて、キレイだし、細かいし、奥行きがあって濃くて存在感がある。キャラも魅力的だ。ポリコレにも怒られなそうな有色人種ベースになってるのはさすがと言えるかもしれない、フカヨミしすぎかもだけど元々多様性を入れ込むのが根付いてるのかも。