あらすじ出戻りの和江に密かに思いを寄せる、純朴な農家の青年・平助が買ってきた喋る案山子「ロベール」は、なぜか毒舌――。道行く人を見て、その状況から推測される本人にとって一番不愉快な結果を想定して勝手に喋る2羽の「すずめ」――。他人事だから楽しめる、皮肉たっぷりの不条理ギャグが満載! 「かっぱ」のような人気者になりたい「かわうそ」の暴走が止まらない、『週刊ビッグコミックスピリッツ』に連載された大ヒット4コマ漫画の第4巻!
ほりのぶゆき インタビュー(代表作『江戸むらさき特急』『旅マン』『三大怪獣グルメ』) 人生を狂わせた伝説の「相原賞」から〝マゲモノ〟漫画道を往く。 我こそが〝侍ジャパン〟の祖ナリ! <前編>すけたけしん
1989年、従来の4コマとは全く性格の異なる漫画が現れました。不思議なキャラクターや奇怪なストーリーが織り交ぜられ、一度読んだだけでは意味が分からないようなシュールな話。なのにクスッと笑えてしまう、それまでの4コマ漫画にはない不条理ギャグ漫画が誕生したのです。作者の吉田戦車さんの出世作ともいえる漫画であり、吉田さんにしか生み出せないギャグマンガの様式、いわば「吉田戦車ワールド」を体感してみたい方は、まず手始めにこの作品から手にとってみてはいかがでしょうか。