あらすじ高校生の高城一砂は、幼い頃に別れた一つ年上の姉・千砂と再会し、高城家に代々伝わる「病」のことを聞く。その「病」は、発病すると「吸血鬼」のように、他人の血が欲しくなるという。やがて発病し、発作に苦しむ一砂に千砂は自らの血を与えるが……。
私的漫画世界|冬目景|羊のうたsakurakoji.sakura.ne.jp久しぶりに単行本を集めてみようかなと思う作家に巡り合うことができました。我が家の書棚に溢れる本に対して何らかの総量規制をかけなければならない事態になってから15年くらいが経ちました。その間,ことマンガに関してはほとんど新しいものの収集はありませんでした。 1980年代の半ばから子どもたち用のマンガは,キャラクターの人気に依存した「眺める」ものに変質してゆき,この世代が成長した1990年代の半ば頃からは青年誌もその傾向に染まっていったように感じます